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天使は金の瞳で毒を盛る

果たして二人の恋の行きつく先とは?!

【簡単なあらすじ】 ジャンル:恋愛 お嬢様でありながら、さえないOLの主人公。誕生日は普段は忙しい父とのデートが恒例であった。しかし今回の誕生日にはいつもとは違い、父が婚約者を連れてきたのである。しかもその相手とは9年前に嫌な別れ方をしてしまった、元世話係の男性で?! 【物語の始まりは】 主人公が起こされるところから始まっていく。女性の部屋に勝手に入る元世話係の男。主人公が不満を漏らすも、父の許しを得ているようでその不満は解消されることはなかった。本編に入ると、ことの経緯が語られていく。何か理由があって逢いたくなかったようだが、彼とは同じ職場で働くことに。 【舞台や世界観、方向性】 おそらく現代 九年後に再会した二人が恋愛関係に発展していくのだと思われる。 【主人公と登場人物について】 主人公にとって誕生日は特別な日。普段は忙しくてゆっくり話すこともできない父とのデートの日である。しかし今回の誕生日に待ち受けていたのは悪夢であった。どんな別れたをしたのか序盤では明かされてはいないが、どうやら主人公にとっては逢いたくない相手だったようである。 主人公は社長令嬢でありながら、地味で普通の女性のようだ。それはコンプレックスでもあるようで、父から幾度か素敵な人を紹介して貰ったもののフラれてしまうらしい。その為、現在は恋人もいないよう。 どんな理由からかは序盤ではわからないが、彼に対し主人公の方が気持ちをストレートに表わすことができず、両片思いのような関係である。 【物語について】 主人公は何らかの理由があり、彼に対し素直な感情を向けられない状況のようだが、彼は直属の上司となる。自分とは関わらないでほしいという彼女の言葉通り、彼は職場で初対面のフリをし必要以上に関わって来ることもなかった。彼は見目も良く優秀なためか、あっという間に個人情報が知れ渡ることに。そこで主人公は、自分との違いを更に思い知らされることとなるのだ。 そんなある日、事件が起こってしまう。自分も関与はしていたものの、仕事で重大なミスが発覚するのである。それを助けてくれたのが、上司である彼だった。この辺りから、主人公の心理に素直な気持ちも見て取れるようになり、彼に対しどんな感情を抱いているのか分かり始める。 【良い点(箇条書き)】 ・珍しいタイプの主人公だと感じた。お金持ちで完璧やシンデレラストーリーはよく見かけるが、お嬢様でありながらこれと言って秀でた部分があるわけでもなく、自信もないタイプの女性が主人公。オリジナリティを感じる。 ・九年離れていても気持ちが変わらない。彼がとても一途。 ・初めは分からないが、あることをきっかけに主人公の本心が明かされていく。 ・主人公は一般的な女性なのだろうか? 自信はないながらも、彼が自分には甘いということを何処かで分かっている。だからこそ自信がないとも言える。 ・自分のことを理解し、背伸びをしない等身大の女性だと感じる。 【備考(補足)】31ページ目まで拝読 【見どころ】 余裕である婚約者に対し、翻弄される主人公が見どころなのだと感じた。あまり見たことのないタイプの組み合わせにオリジナリティを感じる。 自分に自信がなく、積極的になることのできない女性の心理が分かる物語でもある。両片思いではあるが、主人公にはその自覚はなく心の中では想いを寄せていても、周りが気になるのか冷たいように感じる態度。きっとこの彼でなければ、彼女の好意に気づき辛いのでは? それだけ彼が、主人公のことを理解しているのだとも言える。主人公は今まで父の勧めで他の男性とお付き合いをしたりもしていたようで、彼の自信が何処から来るのだろう? と思うことも。読了部分ではまだ彼について分からないことが多いが、果たして二人はどうなっていくのだろうか? あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 二人の行く先をその目で是非、確かめてみてくださいね。おススメです。

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crazy's7

【堂々完結!】幽閉王女は魔女になる ~先祖返りの忌み子として幽閉されていましたが、ある物を代償に手に入れた魔法で自由に生きて行こうと思います~

16歳の誕生日に自分についての真実を知り、幽閉されていた王女は自由を得て魔女となる?!

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ハイファンタジー 忌み子として産まれてすぐに幽閉されていた王女。16歳の誕生日に突然現れた2000年前の先祖「シリア」から、実は自分が忌み子でないという事実を聞かされる。そして、彼女と共に塔から抜け出し、世界へ旅立つのであった。果たして彼女に待ち受けるものとは? 【物語の始まりは】 主人公である王女が、魔法使いになる夢を見たことから始まっていく。魔法を使えるはずのない彼女は夢の中では魔法を使い、人を治療したりと楽しそうに過ごしていた。どうやらこれは、秘密がありそうである。 【舞台や世界観、方向性】 主人公は忌み子として幽閉されていたが、実は祖先返りで? 彼女が塔を脱出してからが本当のスタートなのかもしれない。 【主人公と登場人物について】 不本意ながらも、家事ができる王女というのは珍しいと思われる。 今まで孤独だった主人公は、来訪者によってその気持ちや生活に変化が訪れる。 来訪者である”シリア”という女性は、今まで塔の中に閉じ込められ外の世界のことを知らない主人公に”自由”を与える存在となる。しかしそれは派手なものではなく、堅実な脱出法で。そして外の世界のことも教えてくれ、ある提案もしてくれるのだった。 【物語について】 本編に入ると忌み子として幽閉されている王女の視点となる。15年間塔に閉じ込められ独りぼっち。使い魔を召喚した過去もあるけれど、彼らに断られる始末。以前は家事をしてくれる人もいたようだが、今ではその家事も自分ですることに。世間一般とは違う王女の孤独な日々。彼女が幸せと感じられるのは夢の中だけなのかもしれない。しかし、ある日誰かに呼ばれる声で目覚めた彼女。ここには自分しかいないはずなのに。声の主は一体……? 突然の来訪者により、主人公は孤独から解放されることとなる。その上、自分が忌み子ではないことも知るのだ。来訪者の正体は2000年前の先祖「シリア」という女性。主人公は、彼女に『外の世界で自由に生きたいとは思わんか?』と問われるのだった。 【良い点(箇条書き)】 ・主人公の設定にオリジナリティがある。 ・王女ではあるが庶民的な為、親近感がわく。 ・今まで閉じ込められ、狭い世界に居た彼女は魔法という特別なものを使うことができる。脱出後、一体どんな人生を歩んでいくのか楽しみである。 ・ファンタジーではあるが、考え方が凄く現実的であり、これから起こるかも知れないことを想定し、ハラハラドキドキしてしまう。 ・初めて人(正しくは人ではないが)の優しさや温かさに触れる主人公の楽しそうな姿に感動。 ・主人公は今まで一人だったからこそ、人との出会いを嬉しく思えるのだと感じるのだろう。気持ちが伝わって来るので、読んでいる方もなんだか楽しい気持ちになれる。 【備考(補足)】10話まで拝読 【見どころ】 この物語はある王女の見た夢から始まっていき、忌み子と誤認され幽閉されていた王女へと視点が変わっていく。この物語での忌み子がどんな災いをもたらすのかはわからないが、自分で家事を行えるような年になると、物資などだけが届き自活するような生活を送っていたようだ。産まれて間もなく幽閉されたのであろう、両親が誰かもわからない。孤独な王女のもとへある日、来訪者が訪れ自分が忌み子でないことを知るのだ。その者の手引きで、塔から抜け出した彼女。自由を勝ち取った彼女が飛ばされたのは森の中。そこでたまたま出逢った人々を助けたことで、彼女に運が向いてくる。 この物語では、人と接することができることの素晴らしさなどを改めて感じることができる。たとえそれが親兄弟ではなく他人であっても、人との繋がりは孤独からの解放でもあるのだ。他人は自分を映す鏡ともいう。主人公の損得なしの優しさ思い遣りが、彼女自身に幸運をもたらしたのではないだろうか? 自由を得た彼女のほのぼのとした生活を覗いてみませんか? これからどんなことに遭遇していくのか、その目で是非確かめてみてくださいね。おススメです。

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crazy's7

風が伝えた愛の歌

ある少女に出逢い、心境に変化の訪れた主人公。彼の探し求めた答えとは?

【簡単なあらすじ】 ジャンル:異世界ファンタジー 故郷を失った青年があるものを探すため、一人で旅を続けていた。しかしある日、野営をしようとしていたところ自分を”かえして”くれる人を探している少女と出逢う。この出逢いが青年の心に変化をもたらしていく。果たして主人公は世界を救えるのだろうか? 【物語の始まりは】 全てを失った青年が、死ではなく生きろと言われて見知らぬ場所に飛ばされた(?)ところから始まるようだ。 本編に入るとモノローグにて彼のいる場所がどんなところで、現在の状況や境遇などについて語られていく。その先で、彼はある少女と出逢うのだった。 【舞台や世界観、方向性】 ”長剣と、剣鉈と呼ばれる大きめの重いナイフ”を主人公が所持していることから、ファンタジーだと思われる。 回想により、彼の境遇が詳しく語られていく。 【主人公と登場人物について】 主人公は故郷を失い追われる身となった青年。彼が何故、故郷を追われることとなったのかいついては物語の中で明かされていく。(あらすじにもあり) 少女は自分を”かえして”くれる人を探している。二人の出会いは主人公にどのような影響を与えるのだろうか? 一章では辛い目にあった主人公だが、何も悪いことだけではなく、世の中には手を貸してくれる親切な人もいるようだ。しかし生きるか死ぬかのハラハラドキドキするような展開も待ち受けているようである。 【物語について】 ”生きろ”と言われ、何処かへ飛ばされた青年。もう彼に戻る場所はなかったが、何処へ向かえばいいのかもわからない状況であると思われる。 街道に向かおうとしたが、日が暮れてきたため野営をしようとしていた彼。野営の場所を決め、薪を集めに行って戻ると先ほどとは少し様子が違っていた。耳に入って来た歌声、それは洞穴の中から聴こえるようであった。ここで主人公はある少女と出逢う。 少女は自分のことを”ちゃんと”主人公である青年に話しているのだが、ここで少しすれ違いが起きる。これは伏線なのかも知れない。主人公の人の良さの分かる場面でもある。 主人公の境遇が明かされると、何故彼が旅をしているのかもわかって来る。彼にも探しているものがあったのだ。だが明確な”なにか”を探している少女とは違い、彼は答えすら分からない。だからこそ旅を続け、それを探しているのだろう。一章は序章に過ぎず、ここで見つけることができるのは少女だけ。果たして主人公は、探しているものを見つけることはできるのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・二人が出逢った理由に何か意味があるのではないか? ・曖昧な目的で旅をしていた主人公は、少女に出逢うことで確かな目的を持ち始める。 ・彼にあるのは”意味”を突き止めることなのではないか? ・伏線の回収の仕方。 ・情景描写がとても丁寧。 ・主人公の性格が分かりやすくブレない。 ・表現や言葉を巧く使っているように感じた。 ・一気に謎が分かるわけではないので、その先を知りたい気持ちにさせる。 【備考(補足)】12話まで拝読 【見どころ】 故郷を失い、あるものを見つけるために何年も一人で旅を続けていた主人公はある日、自分を”かえして”くれる人を探している少女と出逢う。彼女の両親はどうやら近くにはおらず、ほうって置けなかった主人公は近くの人里まで送ろうとした。だがその日は時間も遅く、一緒に野営することにしたのである。この出逢いが主人公にもたらしたものは、仮に一時的ではあっても孤独からの解放だけではなかったに違いない。彼女と一緒に居ることで吐き出せなかった想いや、自分自身の気づけなかった部分にも気づいていく。主人公の感情の変化は見どころの一つだと言える。 一章では少女の探していたものが見つかり、彼女は主人公と共に行くことを選ぶ。ここからが本当の旅の始まりなのかもしれない。この先二人にどんな試練が待ち受けているのだろうか? 二人の行く先をその目で是非、確かめてみてくださいね。おススメです。

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crazy's7

天翼の抵抗者(レジスタンス)

悪魔と契約を交わした人類の、天使との壮絶な戦いがここに始まる!

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ローファンタジー 栄華、高度文明を築いた人類は、神に対する信仰心を失った。勝手ばかりする人類に失望した神は人類を滅ぼすために天使を遣わす。攻撃により虐げられ数を減らした人類だったが、そんな天使たちに立ち向かう者たちが立ち上がった。悪魔と契約を交わして。天使対人類の壮絶な戦いがここに! 【物語の始まりは】 この世界の状況説明から始まっていく。あまり見たことのないタイプの物語であり、攻めてくるのは天使、味方につけるのは悪魔である。序章一話に入ると、ある姉弟の話となる。姉は抵天軍の曹長。彼女の視点から戦場の様子などについて語られていく。果たして彼女は無事に帰還できるのだろうか? 【舞台や世界観、方向性】 天使対悪魔という物語はよく見かけるが、悪魔を味方につけしかも信頼関係が築かれている形で、天使と戦うという物語は異色なのではないだろうか? 神が人間を作ったとしても、失望したからと言って人間を全滅させようという横暴な神もまた異色かもしれない。つまり、オリジナリティに溢れた設定の物語だと言える。 22世紀を目前としたある日、神からの使いである天使が信仰を忘れた人類に神の言葉をつげる。それは破滅への一歩だったに違いない。天使の攻撃により数を減らした人類。彼らは細々と生きるしかなかったが、天使の攻撃を受けてから50年後、天使の支配を良しとしなかった者たちが立ち上がる。この時代が舞台である。 【主人公と登場人物について】 この物語は群像劇であり、序章一話目では女性の視点であることから主人公視点に入る前にこの物語の背景(世界観)などが明かされていくのだと思われる。 本編に入ると主人公視点となり、彼もまた姉と同じ道を目指すがその理由は違っていた。主人公の物語では兵学校から始まる為、人がどうやって悪魔と契約するのかも明かされていく。 【物語について】 臨場感のある物語だと感じた。天使の攻撃を受けてから50年後。ある姉弟の姉の戦う姿から始まっていく。生きるか死ぬか。仲間たちと連携を取り、戦っていく姿に緊迫感がある。常に味方が生き残るという物語ではなく、戦いの激しさが伺える。戦勝は綺麗ごとではないということを改めて感じる物語でもある。 プロローグでのメインとなるのはアマミヤ姉弟の姉。彼女の視点からは天使との戦争がどのようなものであるのか明かされていく。この物語は、正にサバイバル。一瞬でも気を抜けば待っているのは死のみ。悪魔と契約していても、無敵ではない。連携を取り、必死で人類を守っているのが彼らなのだ。しかしどんなに力を尽くしても失われる命がある。天使たちには情もなければためらいもないからだ。その中で、なんとか生き残った弟が本編の主人公。ある理由から悪魔と契約して力を手に入れようとするが、彼の契約した悪魔は”特別”なものであった。彼は人類を救う光となるのだろうか────?! 【良い点 (箇条書き)】 ・プロローグにあたる部分は、天使との戦いがどのようなものか分かる部分ではあるが、息もつかせないほどの戦いに次ぐ戦い。それは臨場感と生きることへの必死さを感じるものである。 ・主人公は目的があり兵士を目指している。その強い意志を感じる。 ・悪魔との契約が上手くいかなかった主人公が、力を求める経緯、心境の変化の部分の流れが良い。 ・全体的に臨場感のある物語だと感じた。 ・戦闘シーンが凄い。 ・感情の表現の仕方が素晴らしい。人々の感情が生々しく伝わって来る。 ・涙なくしては読めない作品だと思う。 【備考 (補足)】8ページまで拝読 【見どころ】 少し名前のある人物が多めなので混乱する部分もあるかも知れないが、戦闘に臨場感のある物語。全体的に戦闘シーが多めで、戦争とは気が休まる暇などないのだという気持ちになる。設定が細かく、世界観は分かりやすい。そのうえ、善として悪魔と契約して天使と戦うというのは珍しいスタイルだと思われる。そして天使が得体の知れない恐怖があり、目的も分からず謎な部分も。その為、これからその部分が明かされていくのでは? という期待感もある。 そして行方不明となった人物ついても謎が多い。この物語は、それらがこれから明かされ、深みが出るのではないかと想像する。 何故彼女は、行方不明になったのか。起動しない宿天武装には何か秘密があるのでは? 主人公は人類を救えるのだろうか?  まだまだ謎の部分の多い物語。これからどうなっていくのだろうか。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?おススメです。

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crazy's7

公爵令嬢の裏稼業

主人公の視点から召喚者の魅力が伝わって来る、思わず読者も恋をしてしまうのでは? と感じる物語

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ファンタジー 皇帝の命により、異世界召喚された者を監視することになった主人公。彼は周りの女性を一瞬で魅了してしまうような美貌の持ち主。監視しているうちに、この国では退化したはずの魔法を彼が使えることを知ってしまう。彼を暗殺するのが彼女の任務なのだが、どうやら彼に好意を抱かれているようで……?! 【物語の始まりは】 主人公が英雄と呼ばれる者を暗殺しようとするところから始まっていく。しかし、その刃は彼に届くことはなかった。何度も隙をついて襲い掛かろうとするも失敗。相打ち覚悟で懐に飛び込んだものの。何故か気づけば、結婚の誓いをしていたのである。一体、二人の間に何があったのか⁈ 【舞台や世界観、方向性】 魔法の退化した異世界が舞台。召喚魔法が成功し、異世界からある人物を召喚したものの、皇帝は異界の女性を召喚したかったようである。他の要因もあり、平民として市井(人家が集まっている所。ちまた)に捨てられた召喚者だったのだが、彼に特別な力があってはいけないということで、主人公が彼の監視として選ばれたのだった。 【主人公と登場人物について】 主人公は暗殺者。皇帝の命により、召喚魔法で召喚された者を監視している。顔の良い父を持つ。召喚者もとても顔が良いらしい。 【物語について】 異世界ものと言えば、大抵は転生、転移、召喚された人物が主人公の場合が多いが、この物語では主人公に監視されるという変わった位置にいる。多くの物語では、チートスキルなどを所持しており魔王討伐などをさせられたりするのだが、彼は早々に平民として捨てられてしまう。ここで皇帝があることに気づかなければ、彼は放置されたまま自由気ままな人生を歩んで行ったのだろうと思われる。しかし運命の悪戯なのか、主人公は彼の監視をすることになるのだ。面白いのは、彼があることにより有名になってしまった為、なんだかアイドルのような扱いを受けている。その為、監視をしているのだがアイドルの追っかけのようにも見えてしまい、コミカルに感じる部分もあるのだ。果たして、どうなっていくのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・プロローグの時点で物語の方向性が分かるので、楽しみやすい。 ・面白い視点の物語だと思われる。主に活躍しているのは主人公の監視している相手。主人公はそれをひたすら監視している。 ・召喚者の活躍などから、この物語の世界観が分かってくる。 ・ちょいちょい気の緩んだ主人公が、召喚者に見惚れたり心を乱されたりするのが可愛い。 ・召喚者は惚れるだけの価値がある。一途で、女性の誘惑もはねのける。 ・召喚される前、どんな境遇だったのかはわからないが、何か秘密を抱えていそうな部分があり、好奇心を誘う。 ・父の思いまで読むと、主人公の疑問が解かれる。 【備考(補足)】17話まで拝読 (+父の思い) 【見どころ】 この物語は、何故冒頭から結ばれるまでに至ったのか? 本編にはそこまでの経緯が語られていくのだと思われる。父の思いにて、彼女の過去も語られており、そこで全体像が分かって来る印象。 主人公は皇帝の命により異世界からの召喚者を監視することとなる。その召喚者は初めは愛想が良く顔が良いという人物に見えるが、彼女の視点を通し人柄や良さが伝わってくるのだ。一目見た人々は、その容姿に惹かれていくのだろうが、彼の紳士的な所や一途な所、常識や良識を兼ね備えた人柄は読者をも魅了すると思われる。召喚者は主人公に一筋なのだが、主人公は恋愛に疎く任務が絶対だと思っているので惚れているようには見えるが、意志を変えることはない。恋愛要素が強く全面にでいるわけではないのだが、主人公の任務が監視や暗殺な為どうしても彼の行動を見つめていることになる。不思議な魅力を持った物語であり、女性なら彼に惚れてしまうのではないかと思ってしまうほどだ。あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? どのような経緯で二人が誓いを交わすことになったのか。その目で是非確かめてみてくださいね。おススメです。

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crazy's7

探偵の友人の推理を小説にしているがバレてない件について

ミステリー好きには是非読んでいただきたい作品。

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ミステリー 初めの事件は、主人公が友人である探偵に誘われ、ある大手のメーカー社長から個人的なパーティーへ参加するため岬に建てられた潮騒館に訪れることとなった。そこに集まった関連性のなさそうな職業の人々。しかし意外な繋がりがあったのだ。主役が遅くなると連絡があり、一泊することになった彼らだったが、事件が起きてしまい……?! 【物語の始まりは】 ガス欠になりガソリンスタンドに寄る場面から始まっていく。 どうやらある事件で出逢った大手家具メーカーの三代目社長(元)から引退パーティに呼ばれ岬に建てられた潮騒館に向かう途中のことであった。 そのパーティに呼ばれたのは職種の違う人々。初対面であり彼らに関係性はなさそうに思えたのだが……。 【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】 現代だろうか? 【主人公と登場人物について】 主人公は歴史小説家であり、友人が探偵をしている。彼に同行している時に三度ほど事件に巻き込まれた過去があるようだ。 主人公の友人である探偵の砂橋は負けず嫌いなのか、ゲームをすると彼が五回勝つまで解放してくれないようだ。そんなこともあってか、二人のやり取りはコミカルで面白い部分もある。 【物語について】 潮騒館殺人事件について。 主人公達が個人的なパーティに出席するため潮騒館に到着すると、既に先客が数名いた。自分たちで最後かと思われたが、パーティの主催者はまだ到着しておらず、客もまだ一名到着していなかった。彼らは待っている間、娯楽室へ行くことに。ここで、主人公達以外の客がどんな人物なのか明かされていく。 全体にとても読みやすい作品である。 主催者が来ないまま、彼らは一夜を明かすことに。仲が良いとまではいかずとも、招待客が打ち解けたように思えた最中、ある事件が発生する。実質的に彼らは潮騒館に閉じ込められたような形となった。誰が犯人かもわからず、互いに疑う状況へと。そこに殺人事件が発生するのであった。果たして犯人は誰なのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・意外性の詰まった物語。第一の事件では、意外な人が事件に巻き込まれ、想定外のことばかり起こる。驚きの連続! ・個人的に主人公の性格が好きである。 ・探偵と主人公のキャラ設定がとても良いと感じた。主人公はとても真面目であり、探偵の方は少し軽い部分(楽観的)がある為、事件ものではあるがコミカルな場面もある。その為、抑揚のある物語である。 ・事件の解決の段になると、いろんなところに伏線が散りばめられていたことに気づく。本格ミステリー。構成も巧い。 ・読み応えのあるミステリーであり、読みやすく流れるように展開されていく。 ・誰が何のために、どんな理由で事件を起こしたのか? 設定がしっかりしている為、納得できる。 【備考(補足)】24ページまで拝読(潮騒館殺人事件、完読) 【見どころ】 世の中は綺麗ごとだけでは済まされない。第一話である潮騒館殺人事件を読んでそう感じた。今まで読んだり観たりしたことのあるミステリーの中では、少し変わった部分を持つ物語だが、後味がとても良いと感じた。大抵のミステリーでは犯人にはしっかりとした目的を意識があって犯す犯罪であるのに、何となくモヤモヤする。犯罪は許されることではないが、犯人に同情してしまうためだ。恐らくそういう物語でのメッセージは”どんな理由があっても、復讐や仕返しはダメ”ということなのだろうが。この物語では少しメッセージが違うように感じる。確かに犯罪は許されることではないし推奨されているわけではが、なんとなくスッキリするのである。それは”綺麗ごと”だけで成り立っているわけではないからではないかと感じた。 事件や解決に至るまでの構成も驚きや意外性があり、読み応えも充分。ミステリー好きには是非おススメしたい作品である。あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメですよ。

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crazy's7

月影の王子と太陽の少女 〜捨てられた貴族の少年は、スラムで自分だけの宝を探す〜

主人公にとっての”金で変えないもの”とは? 親に捨てれ貴族からスラム暮らしに堕ちた彼の見つけた答えとは。

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ハイファンタジー 主人公は女好きな王の妾の子。13歳のある日、”金で買えないものを探せ。それまでは国に帰ってくるな”と言われ、砂漠に捨てられてしまう。死にかけていたところをスラムの人間に拾われ、ギルドで依頼を受けながら”金で買えないものを探す”日々が始まる。果たして彼の導きだす答えとは? 【物語の始まりは】 主人公が父に一振りの剣といくばくかのお金だけを持たせられ、砂漠で投げ出されるところから始まっていく。家に帰ることができる条件は”金で買えないものを探し出すこと”。それが何を差し示すのかもわからないまま。13歳の少年は、女好きの父親にである王に振り回された挙句、理不尽にもその辺に置いて行かれたのだ。主人公は父の要望を叶えられるのであろうか? 【舞台や世界観、方向性】 魔法の存在する世界。 世界には四つの国があり、神よりそれぞれ別な加護を受けている。 彼には秘密があるようだが、一般的には黒目を持つものは魔法が使えると言われている。 【主人公と登場人物について】 父親は女好きで子だくさん。あまりまともとは言えないようである。しかし主人公は父と違い常識的な人物であり頭の回転も良さそうな印象。 妾の子であり、兄たちに毒を盛られなど人を信用できなくなる経験を数多くしている印象。愛想笑いも苦手であり、真っ直ぐだが人づきあいは得意とは言えないようだ。 この物語では、父の視点から真実が語られている。主人公の知らないことが多いが、何故彼がこんなところで投げ出されたのか? そしてまた救出されたのかも明かされている。 【物語について】 主人公は父親に馬車から投げ出され、瀕死のところを助けられた。目が覚めたらスラム街であった。そこで命を狙われたり、理不尽な目にあっては来たが、自分が恵まれていたことに気づく。そしてスラム街に暮らす人の温かさにも触れるのだ。主人公は自分が何故あんなところで捨てられたのかを知らない。しかし父親を一発殴ってやろうという、負けない心は持ち合わせている。 ”金で買えないものを探せ”という答えの確定していない条件であるが、彼はそれを探そうとしていた。だが国に戻るにも旅費が必要。まずは働くことにしたのだった。 【良い点(箇条書き)】 ・とても読みやすく、何故主人公が親から捨てられたのかも早い段階で明かされているので、主人公を応援したくなる。 ・親や周りの思惑に気づかぬまま、勘違いなどをし強く生きていく。 一部真実を知って、成長を遂げる部分も。 ・主人公は力や技よりも、人として成長していく姿が素敵だなと感じる。 ・群像劇であるが、良いタイミングで他の人物が何を考えているのか分かっていくのがとても良い。 ・主人公は親に捨てられてしまうが、その後に出逢った仲間たちや人物たちがとてもいい。良い影響を及ぼしているのも伝わって来る。 ・愛を受けられない環境で育ったが捨てられたその後、人の優しさや思い遣りに触れ、スラムというところでありながらも正しく、そして思い遣りを持った人物に変わっていくのが素敵である。 【備考(補足)】第15話 赤き狼と堕ちた月 後編まで拝読 【見どころ】 主人公は不遇な境遇で育つ。人の手によって運命を変えられてしまった人物でもある。一見不幸のどん底に見えるが、彼は目に見えないものに恵まれていると言える。皮肉にもそれは、親から捨てられた後に明かされていくものであり、受けられるものでもある。自分が期待されていることも知らず、過酷な環境の中で自分の力で生きぬこうとする彼。スラムという場所は、彼にいろんなことを学ばせてくれる場所でもあるように感じる。それは人の弱さだったり、貧民と貴族の違いだったり。愛情を感じられる環境ではなかったとしても、今まで自分がどれだけ恵まれていたのかにも気づく。 父に課せられた課題”金で変えないものを探せ”。それは彼にとって一体どんなものなのだろうか? いろんな体験をし学び、考え、その先で導き出す答えとは? 果たして主人公はどんなラストを迎えるのだろうか。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 主人公の行く先を是非、その目で確かめてみてくださいね。おススメです。

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crazy's7

シノノメナギの恋わずらい

トランスジェンダーであるために起こる、壁と葛藤も描いた物語

★どんなことをテーマにした作品なのか? 主人公の妄想をテーマにした作品 【妄想とは?】 妄想の意味 とらわれの心によって、真実でないものを真実であると、誤って意識すること。 また、そのような迷った考え。 邪念。(web調べ) 恐らく、この物語での妄想は空想にふけるという意味合いだと思われる。 空想とは? 現実にはあり得ない事、現実とは何ら関係のない事を、頭の中だけであれこれと思いめぐらすこと。 【どんな物語なのか?】 図書館司書として市の図書館に10年務める、トランス女性が主人公。本が好きで、新刊をいち早く手に取りたい彼女にとって、図書館で仕事するのは夢だったようである。トランスジェンダーである彼女は、身体は男ではあるが見た目や心は女性。そして恋愛対象は男性。周りの友人は結婚や子育てをしているようだが、主人公は35になるが恋人はいない。しかし職場の環境は良いらしく、多様性が理解されているようだ。 そんな彼女は図書館に来る人々に”もし、自分の恋人だったなら”と妄想を抱く。この物語は、そんな彼女の日常の物語である。 【好きな所や印象に残ったところなど】 ・主人公の妄想は、まず相手がどんな人物なのか推理するところから始まっていく。何故図書館にやって来るのか? など。なので、どんな人物なのか分かりやすい。(想像しやすい) ・初めの頃はモノローグで主人公がどんな妄想をし何を考えているのか分かるところから入っていくが、段々と他の人との交流からも人となりが分かっていく。 ・正論な毒舌が効いている。接客業などでもあるが、顔はニコニコ心で毒舌というのはよくある。この物語の主人公にもそういう面での人間らしさというものを感じた。 ・利用者の借りた本から、人生を垣間見ることができる。 ・主人公がとても乙女である。 ・進展はゆっくりだが、心と体の不一致による乗り越えなければならない部分に関しても描かれている。 *21話 完結 【全体の見どころ】 主人公は妄想はするものの、現実の恋に踏み出すことはなかなかできない。それは心と体の不一致の部分に対して、乗り越えなければならないものがあるからだと感じた。心が異性であっても、身体が同性となる場合は、どんなに互いに惹かれ合ったとしても、簡単には進めないものだ。同性愛者と、自認の性別が身体と違う人の恋愛観はそもそも違うものだと思う。 同性愛者というのはあくまでも同性に対して恋愛感情を抱く前提なので、自分を同性として認識し恋愛に発展していくもの。なので、出会いが少ないとしても初めから相手から見て、同性であるという部分においてはハードルは低い。しかし自認と体の性別が不一致の場合は、トランス女性ならば女性として愛されたいという前提がある。もし普段から女性に見られているとしたならば、異性愛者と恋愛関係に発展する可能性はあるのだ。互いに無性愛者(性愛を持たない)ならば精神恋愛を続けられるかもしれないが、この物語の主人公のように性愛を持つ場合は、カミングアウトしなければならない局面はやって来る。この物語ではそういう複雑な部分や問題なども描かれており、性の不一致でどんな悩みを抱えるのか、考えさせられる。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? そのままの自分を受け入れられることが、どれだけ愛されていることなのか改めて考えさせられる物語です。おススメです。 備考*16話まで拝読

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crazy's7

ただ将棋をして話すだけ

毎週同じ曜日同じ時間に同じ場所で。ゆっくりと変化していく、二人の心境と日常。

話ごとであるが日常の一コマという印象。 ★どんなことをテーマにした作品なのか? 金曜日の深夜に大学の休憩スペースで高校生の主人公が、大学生である師匠と談話しながら将棋を指している場面から始まっていく。恐らく将棋と互いの好きな二人の日常の一コマである。 【将棋とは?】 戦陣になぞらえ八十一個の区画を設けた盤に駒(こま)を並べ、互いに一手ずつ駒を動かしてするゲーム。(web調べ) 【どんな物語なのか?】 高校生の主人公が大学生と将棋を指しながら、お喋りをしている様子を描いた物語。将棋の手などが出てくるわけではないので、ルールを知らずとも楽しめる。二人は好意を抱いているのか、とても仲良く見える。日常の一コマを綴っており、一ページで一場面という構成。主人公だけでなく、相手の女性からの視点もあり、互いに何を考えているのか? 何を想っているのかなども垣間見ることができる。一場面が500文字前後なので、サクッと読めるところも魅力。その凝縮された場面の中での二人のやり取りには、その先を妄想してしまうものもある。 【好きな所や印象に残ったところなど】 ・何故毎週であり、同じ時間なのか? 約束の場面が好きである。しかし、主人公が何故この時間なのかは謎のまま。 ・時々明かされていく、師匠の過去や人間関係について。チラッとしか出て来ないのだが、ミステリアスで興味をそそる。 ・二人は惹かれ合っているように思えるが、師匠の乙女心(?)に気づかない部分も面白い。鈍感なのも彼の良さなのだろうと感じる。 ・一緒に居て楽しそうなのがとてもいい。互いに居心地の良い相手なのだと感じる。変にベタベタしていないのも、良いなと感じる。 *現在129話まで公開中 (2021年11月13日現在) 【全体の見どころ】 将棋が分からなくても、ルールが分からなくても楽しめる物語であるのが一番の魅力だと感じた。この物語は群像劇なのだろう。主人公だけではなく、師匠や師匠の過去に関係する人物の視点からも物語は進んでいく。二人が将棋を指す時間はいつも決まって金曜の夜。そして同じ場所で。変わらない日常と変わっていく二人の心理が見どころだと思う。そして少しづつ明かされていく師匠の過去や心理なども面白い(面白味)部分だと感じる。日常の一コマであり、その日印象に残ったワンシーンのようなスタイルであり一話はサクッと読める。一話の文字数としては少ない印象もあるが、凝縮されたワンシーンで余韻も残る。主人公の中で、将棋が師匠とワンセットになっていく心境の変化や、その事に自分で気づかずにしてしまう言動。そこから派生する初々しさなどもほんわかしており、好感が持てる。ハラハラドキドキという感じではなく、応援したくなる物語である。 備考*16局まで拝読。

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crazy's7

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