ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

ジャンル:ファンタジー

Page137

条件をリセット
詳細条件で探す

九十九の黎明 -地図描く少女と禁じられた知識-

謎解きも冒険も楽しめる、児童文学風ファンタジー

主人公のウネンは、小柄で男の子と間違えられてばかりいる少女です。一人称が「ぼく」で、考え方や行動も少年ぽくて、性別とか関係なく読者を物語に引き込んでくれます。 そんなウネンに地図の作り方を教えた師匠は、三年前から行方不明なのですが、その師匠を罪人呼ばわりして探しに来たのが、旅の剣士オーリ。大柄で口下手で不愛想で、「いかにも」て感じの強面ですが、実は苦労性で心配性で、天然ボケも入ってます。 後から合流した凄腕の魔術師モウルは、口が上手くて愛想が良くて女性にモテる、これも「いかにも」て感じですが、早々にメッキが剥がれて胡散臭い呼ばわりされてしまうという、ちょっと残念なお兄さん(私は大好き)(ほんと好き)。 なんだかんだあって、ウネンの師匠を探して旅に出た三人は、お互いに理解を深め、支え合う様になり、それぞれの辛い過去も乗り越えていきます。 テンポの良い会話とか、阿吽の呼吸とか、最高のトリオです。 登場人物だけでなく、物語もとても面白いです。 小さな事件やトラブルを一つ一つ解決している内に、気が付けば目の前には世界の秘密が立ち塞がります。あれも、あれも、あれも伏線だったのか! と驚くと同時に、読み返したくなりますし、事実読み終えた後に何度も読み返していますが、伏線を確認するのが本当に楽しいです。 ファンタジーならではの美しい表現も、人々の生活や文化の描写も、まるで映画を見ているかの様です。 子供の頃に夢中になって読んだ児童文学ファンタジーを思い出す、宝物の様な物語。いつまでもこの世界に浸っていたいと思わずにはいられませんでした。

5.0
0
akinokonika

最近の「いいね!」

小説家になろうファンタジー短編完結

魔法少女になるからわたしと契約してよ

法律ヤクザな魔法少女

オチにニヤッとするが、私もこんな魔法少女はイヤだ。 短編小説に定評のある燦々SUN氏の作品で、安定した文章と構成は安心して読める。 「わたし、魔法少女コントラクターまりん! 父は弁護士母は詐欺師。愛読書は六法全書! 今日も、無法地帯出身の蛮族達に契約の恐ろしさを教えちゃうゾ☆」(本文より引用)

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

小説家になろう恋愛連載:30話完結

薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。