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ジャンル:ファンタジー

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キメラの島

単純な言葉では表現できない生々しく鮮烈で激しい息遣いと陶酔

「ホムンクルスやキメラという言葉にどういったイメージを抱いているか」によって、この作品への入り方、感情移入の度合いが相当変わってくるのかもしれません。 実は私、第一章を読むのに時間がかかりました。 錬金術や神話についてのイメージはもちろんのこと、生物学的な知識(特にホモ・ヘテロなどの性染色体の知識)、と興味(特に子の性別の決定には精子側が関わってくる、という話など)が問われるのかもしれません。 しかし、そういった背景にファンタジー小説として展開されるのは、さらに想像力を掻き立てるストーリー。 「完全ではないもの」である主人公が「完全になるため」の試練を乗り越えるための地図の上での旅行、駆け引き、完全なるものに近づくにつれ、生まれる欲望。 そして「完全ではないもの」を生み出したものの正体、その意図。 男の私のイメージがこの作品のメッセージの全てを理解できているかどうか自信はありませんが、作品の背景に垣間見える「女性の思い描く情愛や愛憎」とはこれほどまでに強烈なものなのか、と恐れながら読ませていただきました。 「読者を選ぶ」ようなことを書きましたが、しかしそれでも多くの方にこの「単純な言葉では表現できない生々しく鮮烈で激しい息遣い」を味わってほしい、そう思うのです。

4.0
1
叶良辰

伝奇世界の悪役令嬢※90年代からきました

【連載中】魅力たっぷりの伝奇世界をいく風変わりな悪役令嬢の食いしん坊伝記

まず主人公が悪役令嬢として自認してるけどそう言った面は特にないです。元々そう言う設定のキャラクターなんだろうって言うだけです。 ただ善人ではなく簡単に人を殺そうとしてしまう面もありますが、それがクラスメイトにポンデリングを食べられたからだったり、かわりにふんわりきなこ餅をもらってご機嫌で許す可愛らしい面につながっていて、傍若無人ながら憎めないキャラクターで可愛いです。 それでいて人情のある性格であり、そのクラスメイトと友達になったりしていく変化も微笑ましいです。 伝奇系特有のとんでも世界で、主人公はそうとう強いのですが神話級がバンバン出てくるので一筋縄でいかないことばかり。他のキャラクターも個性的で魅力的なキャラばかりで、なんだこいつと思っても愛着が出てきます。 古臭くひたひたした伝奇世界らしい雰囲気のある重厚な世界観や事件も魅力ですが、個人的には食レポが凄く好みです。高級なものではなく、先に言ったふんわりきなこ餅のようなどこにでもあるお菓子なんかも実に美味しそうに書いていて食べたくて仕方なくなります。 世界すら危ないほどの戦闘があるからこそ、ほのぼの日常の食事シーンが際立つのだと思いますが、とにかく食事シーンがツボです。 色んな事件がそこそこの分量であるのも、テンポよく読みやすくていいですし、大真面目に笑えるシーンも多く食レポ好き以外にもお勧めできます。 まだ未完結なので星4にしておきます。

4.0
0
かんむり

最近の「いいね!」

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

小説家になろう恋愛連載:30話完結

薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。

小説家になろうヒューマンドラマ連載:88話完結

目的は生き延びること

展開は重めだが、『物語』として面白くて一気に読み終えた。 最終的にヒロインに想いを寄せる相手が、半分血のつながりのある義弟と、そうとは意図しないままヒロインを追い込んで、心と体に傷を負わせる原因を作った婚約者の王子の2人なのが、ああーーー……という気持ちに。 恋愛ものではないので、二人とヒロインがどうなるかは描写されないまま終わるが、個人的には義弟派。