らな(ラナンキュラス)さんの記録

はじめまして。こんにちは。

二人が始めた文通の内容がいいわあ。 小さい頃は本当に意思の疎通さえ難しい感じだったのに、ミントが諦めることなく続けた結果、アンは人間らしくなっていったんだろうなあ。 ミントが男の子にいじめられていた時の、｢殺せばいいとおもいます。｣物騒な言葉だけどアンの愛の言葉だと思うの...。

言えなかった、愛してる

ヒロインの長年の想いが最後報われて本当に良かった。

彼と彼女の婚約事情

旦那様はとても一途です。

真面目なエリスの憂鬱な縁談～なぜか、憧れの騎士様から口説かれています～

真面目なヒロインが騎士と結ばれるまでを丁寧に描いた、可愛い恋物語。 騎士をただ憧れの存在として見ていたヒロイン。騎士と直接関わっていくうちに戸惑いながらも恋心を自覚していく様子が初々しくて良い。だが読んでいくうちに最初に恋に落ちたのは騎士のほうとわかり、ヒーローsideで描かれる、ヒロインと恋人になりたいと必死に願い焦っている騎士が、ヒロイン視点からのヒーロー像と違っていて可笑しい。 誤解やすれ違いがありながらもそれらを乗り越えハッピーエンド。面白かった。

雨降る午後のダンスレッスン

最愛と過ごす常春のこと

金銭的苦境に陥っているヒロインを知り最初は同情心から結婚したヒーロー。だが互いに惹かれあい、少しずつ愛情を育んでいく年の差カップルが素敵。ほのぼのとしていて好き。 ヒロインの妹が可愛くて、スピンオフ書いてくれないかなあと思っていたら、｢春待ち人｣という妹が17歳になったときのお話を発見。やはり可愛い恋のお話でした。

緑の庭で約束を

呪われた聖女の娘

ヒロインにかけられた呪いが強力で、ヒロイン本人にとっては辛い状況が続きますが、周りの人々が愛情を持ってヒロインに接しているためヒロインは卑屈にならず、心暖まる話になっています。 最後まで呪いが解けるのかどうかわからずドキドキしましたが、ハッピーな結末で安心しました。 またどんなにおぞましい姿をしていてもヒロインを好きだと言う幼馴染みヒーローとの関係がとても良かったです。幼馴染み同士の恋愛が好きな方なら突き刺さるお話だと思います。恋という呪いに呪い呪われているのを自覚しているヒーロー。時々見せるヒロインへの独占欲にニマニマしてしまいました。

ベルと魔法使い　～眠れる森の美女になって25年、妹夫婦に娘が生まれたので、そろそろ起きる時間です～

眠り姫伝説発祥の地と言われている国が財政難を解消する為に、王女ヒロインがわざと魔法にかかり眠り姫になって人寄せパンダになるというお話。ユーモラスな明るいタッチで描かれ、またですます調で書かれているのでお伽噺を読んでいる気分になった。 冷静に考えれば、若く一番楽しい青春の時期に眠りにつき、そのまま25年も体は年老いていくのに目を覚ますことができなかったという残酷な物語なのだけど、ヒロインはそれを家族のため国のため当然のことと思い後悔していないのが偉い。しかもちょっと天然で可愛い。40歳過ぎていても可愛いぞ。 彼女を眠りにつかせた魔法使いヒーローは彼女のそばでずっと見守っていたのだけれど、ヒロインが目覚めた後、記憶の中にあった少年の彼と大人になった彼の違いを発見するシーンが良かった。そして後に告げられる彼と王との約束の内容に胸キュン。初恋が成就するっていいねえ。また彼が独占欲丸出しで眠り姫を守っていたのには笑ってしまった。こういうヒーロー大好き。 眠り姫の舞台裏と、彼女のその後の恋愛がバランスよく書かれていて面白かった。短編なので空いた時間にサクッと読めたのも良かったです。