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小説家になろうファンタジー連載:468話完結

眠れる森の悪魔

この作品は悪役令嬢モノと転生転移モノの良いところどりをした作品。 主人公は、ベリアルドという天才ばかりを輩出する家系の本家に引き取られる。彼らは天才という性質を得る代償として倫理観に生まれつき問題を抱えており、皆一様にサイコパスである。ゆえに周りからは悪魔の一族と呼ばれることも。 まずは、そんなイカれた家族に自分を認めさせるところから物語はスタートする。幸い、彼らを補佐する人々は常識人であるので、描かれる日常はサイコパスと常識人との間のギャップが際立ち喜劇的。 また、この作品は異世界転生要素もあり、主人公は現代知識チートを上手く活用しながら徐々に家族との距離を縮めていく。 現代知識チートの中では美容系事業に邁進する内政的なものと、魔法を極めていく探究的なものがあり、私としては後者を見どころとして推したい。実に良く練られた魔法理論で、それを解き明かしていく様子にワクワクしてしまった。 そうして力をつけた主人公が、今後どのように世界と関わっていくのかと、毎日の更新が楽しみで仕方がない作品である。

5.0
  • 作品更新日:2024/2/14
  • 投稿日:2021/9/8
小説家になろうファンタジー連載:756話

水属性の魔法使い

この作品は、なろうではよくある異世界転生から物語が始まる。神様の代わりに天使が出てきて、ちょっとした転生特典を添えて、主人公を異世界に送り込む。 その世界で、主人公は地球で得た科学の知識を活かして、水属性の魔法を極めようとする。なぜか途中で剣の腕も極め始めるのだが、あくまで彼は魔法使い。転生先は人っ子一人いない魔境。そこでのサバイバル生活から物語は始まる。 そして20年ほどの研鑽を経た後、その世界の住人である「アベル」という冒険者と出会う。 そこから主人公の壮大な冒険が始まる。20年の研鑽によって磨かれた水属性の魔法と剣技は、人類の中では圧倒的であり、その力を用いてアベルの危機を救い、とある王国の危機をも救う。 それだけ聞けば英雄譚だが、主人公ののほほんとした性格は、全くそういった印象を感じさせないものだ。良い意味で力が抜けていて、どこまでも自由に好奇心の赴くままに生きている。親友アベルとの会話はボケとツッコミが絶妙で実に面白い。 そんな風でありながら、物語はより広がりを見せ、世界はそのうちに抱える「謎」に主人公と読者を誘う。読み始めるとワクワクが止まらない。 ファンタジー好きとしては「こういうのが読みたかったんだよ!」と叫びたくなる、なろう屈指の名作である。

5.0
  • 作品更新日:2024/4/21
  • 投稿日:2021/7/9