あやかし冥菓見本帖
最終更新:2019/10/17
作品紹介
霊峰富士を望む清らかなせせらぎの街につながる異世界でくり広げられる、人とあやかしと甘いお菓子が紡ぎ出す、ちょっと不思議でほっこりやさしい物語。 まじない菓子“冥菓”を伝承する和菓子屋「菓子司美与志」の一人娘美美(みはる)は、生意気盛りのお茶くみ少年、上から目線の花仙美少女幼姫、妖艶な美青年冥菓の君など店に出没するあやかしたちと、戸惑いながらも“継ぐもの”として、“冥菓”道修得への試行錯誤を始める。 まじない菓子「冥菓」――それは、魔除け、厄除け、招福、恋愛成就祈願、御利益願掛などに効果抜群の、特別な力を宿した「もの」をブレンドして、一子一妖相伝の「冥菓道」に則ってつくりあげる、特別な力を宿したお菓子のことである。 本編は、エピローグまでです。 〔登場人物〕 三好 美美(みよし みはる) 老舗和菓子屋「菓子司美与志」の一人娘。 蘊蓄妄想にふけってしまうくせがある。 三好 富士(みよし ふじ) 美美の父。老舗和菓子屋「菓子司美与志」の現店主だが出奔中。 三好 ふみ(みよし ふみ) 美美の母。郷里は奥越大野。清らかな水の流れと和菓子を好む。 老舗和菓子屋「菓子司美与志」に棲むあやかしたち。 清川 工(きよかわ たくみ)美美の幼なじみ。実家は「和食処・うなぎ 喜代川」
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