落ちこぼれの生き方

これは掟です。そして決まりです。 あなたは魔術師として生まれました。 なので将来は魔術師にしかなれません。 ほかを選ぶことはできません。 “なぜ？”の疑問、“嫌だ”の拒否は許されない。 それは子どもが大人になるように。 春の次は夏が来るように。 世界をセカイと読むように。 いつか死ぬように。 受け入れなければならない。 もしそれを破ったのなら、“落ちる”。 “落ちこぼれ” それは掟に逆らった者たち。 魔術師として生まれた、未使魔 大輔(ミシマ ダイスケ)も三月に、その１人となった。 巨大な怪獣も、世界征服を目論む集団も、誰かを殺してやろうと意気込む奴もいない。 そんな世界だから、楽しいんだ。 ―――最初に。 この作者自身、大変な落ちこぼれです。 語彙不足のため、“言った”“聞いた”などの言葉を数多く使用します。 そしてまずはお礼を。 ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。 ０８　７／２７スタート。 ０８　１２／１完結。 日常すぎるファンタジー。 略して、にちファン。 楽しんでいただけたら、嬉しいです。 次巻　ー　落ちこぼれの生き方 Ⅱ　ー https://estar.jp/novels/9593017 3/2 瀬良様[link:crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNpDt7XkGaMyxXLxSerlMmPpcE1]より表紙絵を描いてくださいました。この場を借りて改めてお礼を申しあげます。