過ぎた憧憬は眼を曇らせる
最終更新:2021/9/14
作品紹介
女性にしては高すぎる身長と低めの声、中性的な顔。一部の女性からはウケが良いが、男性からは悪い。友人曰く、そこらへんの貴族男性よりもスペックが高いせいで顰蹙を買っているのだとか。 正直『男女(おとこおんな)』と陰口を叩かれるのが気にならないわけではない。ただ、それでも自分を変えようと思わなかったのは彼がいたからだ。 「カミラはそのままでいいよ。君の良さは僕がわかっているから」 幼馴染でもあるオスヴィンの言葉に何度救われた事か。惹かれるのは自然の流れだったと思う。婚約が決まった時は本当に嬉しかった。間違いなく、私の世界はオスヴィンを中心に回っていた。————あの日までは。 注意事項 ・設定ガバガバの為、深く考えずに読んでください ・誤字脱字報告助かっています ・予告なく修正することがあります ・同様の内容をカクヨムにても掲載
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