レジの列は途切れない
最終更新:2012/6/16
作品紹介
四十歳半ばで離婚をした「わたし」。子供は夫がひきとり、自分はかつて家族が暮らしたマイホームで、愛猫とさびしく暮らすことになった。 離婚の原因は相手の農業を継ぎたくない、またその大きな理由は手が汚れるからと言う他愛のないものであったが、どうしても納得することはできなかった。 今更正社員の仕事も見つからず、近くのスーパーマーケットでレジのパートで生計をたてることになる。 やがてレジを打つという単調な仕事をする中で、さまざまな人間がスーパーマーケットにやってきていると感じ始める。そのうち別れた子供と夫、そこに後妻の影がちらつき始め、ようやく自分の価値を認識した「わたし」が、何を感じてどう生きて行くか……。
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