雨は雪になってゆっくり、白く
最終更新:2015/12/6
作品紹介
彼女は、彼女の大きさの箱に入れられて、彼女の部屋に戻ってきた。 彼女と僕が一緒に居たそれまでの時間は、僕の嘘と、それに気づかない彼女の思い出だった。僕の罪は、彼女にはきっと知られないけれど、僕はそれを贖う事なんか出来ないだろうと言う事を知っていて。 「ずっと待っているから」 口癖のように、僕は今でも繰り返す。
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最終更新:2015/12/6
彼女は、彼女の大きさの箱に入れられて、彼女の部屋に戻ってきた。 彼女と僕が一緒に居たそれまでの時間は、僕の嘘と、それに気づかない彼女の思い出だった。僕の罪は、彼女にはきっと知られないけれど、僕はそれを贖う事なんか出来ないだろうと言う事を知っていて。 「ずっと待っているから」 口癖のように、僕は今でも繰り返す。
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