王の剣(つるぎ) 〜冷血の雪姫と呼ばれるドS王女に首輪を付けられた主人公の逆転譚〜
最終更新:2023/2/13
作品紹介
千年もの昔。英雄・初代王の剣は魔神・天修羅(あまつしゅら)を倒し、大陸に平和をもたらした━━━。 そして現代。 貴族の長男に生まれながら事故により記憶を失った青年、穂積宗次郎(ほづみそうじろう)は治療に明け暮れる日々を送っていた。英雄になりたいという子供の頃の夢を思い出した彼は、初代王の剣が使った刀・天斬剣(てんざんけん)が祀られている神社へ向かう。そこで彼は、白銀の髪にサファイアの瞳、大輪の華のような美しさと氷の如き異様を併せ持つ皇王国の第二王女・皇燈(すめらぎあかり)と出会う。 「私の邪魔をするのなら、踏み潰すわよ」 「えぇ…」 最悪な挨拶。さらに間の悪いことにテロリストに襲われてしまい、宗次郎のせいで天斬剣が強奪されてしまう。 「あなたを国家反逆罪で逮捕するわ」 「嘘だろ?」 性格も、身分も、考え方も、生き方も全く別の二人の出会いは、互いの運命を大きく変えることになる。 果たして宗次郎の記憶は戻るのか。天斬剣は取り戻せるのか。 これは、少年少女が己を乗り越え、過去、現在、未来へ向き合う物語。 ※注意! この物語では転生もしませんし、悪役令嬢も出てきませんし、婚約も破棄されません。 むしろ主人公は後ろ向きなのでウザく感じると思います。 ただ、最後まで読めば、あなたの想像を裏切る展開が待っています。