最後の審判(悪魔は呆気に囚われる)
最終更新:2017/2/26
作品紹介
目の前の光景をどう捕らえれば良いのだろう? 世界の狭間、雲海に浮かぶ小さな小舟の上でオールを持ったまま呆然としている美しいスーツ姿の男性がつぶやいた。 雲海、凪いだ海の彼方にはポツポツと小さな島が見える。 天空には天使達の住む宮殿か遥か上空に見え、雲海の下には悪魔や魔物の住む暗く殺伐とした魔界が見える。 その遥か下方に有るのが人間の世界、今は世界対戦の真っ最中だ。 「ルードビッヒ、君がまだ近くにいてくれて良かったよ」 そう言った先にはゆらゆらと魂の球体が浮かんでいる。 「僕の姿を思い出してくれないか?」 そう言った声の主のことを思いうかべた
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