虹の死神
最終更新:2023/10/14
作品紹介
罪深き人の魂を刈り取り、業と成り果てるのを防ぐのが死神の役割。 死神とは、元は人間で、罪深き魂が死神に刈られなかったか、死神に刈られて尚、拭いきれぬ罪があった者がなる。 死神としての役割を果たすことで刈られた魂の罪はもちろん、死神に課せられた『罪』も軽減されていく。罪がなくなれば最終的に死神の役目から解放され、ようやく魂としての生の全うが成される。 しかし、そんな死神たちの中で異端視される、『虹の死神』と呼ばれる者たちがいた。 ある者は罪が膨大すぎて役目を大量に果たさなければならず、ある者は死神としての技量が低いためなかなか役目を果たせず、ある者は死神となって尚罪を重ねる……各々の理由で、死神という地位に存在し続ける特異な存在。 彼らは死神になりたかったわけでも、死神でいたかったわけでもない。そんな悲しい死神の物語。 ※「淋しく佇む紫」「紫はいつも隣にある」「紫に神」にて登場する「東暁」という人物は他の方からお借りしたキャラです。
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