国外追放されたはぐれ騎士、これ幸いと辺境に孤児院を建ててスローライフをもくろむ ~気づいたら最強国家になってて慕われまくってるけど思ってたのと違う~
最終更新:2022/8/11
作品紹介
勇者の仲間として魔王討伐の旅に同行し、魔族との戦争終結に貢献した騎士――ナハト。 戦後の褒賞としてナハトに与えられたのは、莫大な金銭でも名誉ある貴族の地位でもなく……国の最北端、魔族領に近い最果ての領地だけだった。 世間から『はぐれ騎士』と馬鹿にされ評価されていなかったナハトに与えられたのは体のいい厄介払いという結果。おまけに所属していた騎士団もクビにされ、国から追い出されてしまうことになった。 しかし、実は早く辞めたかったナハトはそれを大喜び。ずっと夢だった孤児院を設立し、争いごととは無縁のほのぼの辺境スローライフを満喫することにした……のだが。 「なんか、思ってたのと違う」 「どうしました? 今日の依頼は近くの山を根城にしている黒龍の討伐です。行きましょう」 いつのまにかギルドの真似事をするようになり、ナハトを慕うかつての仲間たちもやってきたり、近隣である魔族領も自領に吸収してしまうことになったりして、周りからは建国しようとしていると勘違いされる始末。 ただ平和に暮らしたいナハトは弁明する。しかし、その度に勘違いを加速させることになってしまって――!? これは、辺境でのスローライフ物語……ではなく、孤児院を作ったらいつの間にか最強ギルドのマスターと呼ばれるようになり、やがて強国の王にまで意図せずに成り上がっちゃうようなーー少しバカな騎士の勘違いのお話である。 ※主人公は転生者。 ※勘違い要素多め。気楽に読めます。 ※この作品は他サイト様でも掲載しています。
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