恋愛成就が目的で甲子園に行ってはダメですか?
最終更新:2024/4/19
作品紹介
シリーズ第三作。 勇者アラン、聖女シーナ。ふたりの転生びと。 魔王討伐の旅を終え、元の世界に戻る間際、愛し合うふたりは再会と結婚の約束を交わす。 転生前の記憶を失っていたふたりがようやく思い出したのは、日本人である事、高校一年生である事、アラン、そしてシーナの兄が野球をしている事。 「甲子園で逢おう」アランのひと言を残し、ふたりは元の身体へと戻っていく。 舞台は変わって、長野県古諸市。 『不幸な事件』で両親を喪った高校一年の染矢敬は、大好きだった野球も辞め、トラックに轢かれ一ヵ月の間、昏睡状態となっている同学年の妹、愛を見舞う毎日だった。 シーナの魂が愛の肉体へと戻り、目覚めた愛が開口一番放った言葉は「私、甲子園行きたい」。 かくて兄との二人三脚で、愛はアランに逢うために、聖女の能力を駆使しつつ、甲子園を目指し始める、筈だったのだが―― ふたりが頭角を現し県内でも有名になるにつれて、『不幸な事件』の元凶が再びうごめき、敬と愛の兄妹を巻き込んでいく…… ※敬と愛の兄妹は、前作『カナンとカナ』のふたりの、一学年下です。 ※R15要素を入れる予定はありませんが、必ずやらかすと思うので、タグ付けておきます。 ※これはフィクションであり、都市や学校、施設、県民気質などなど、事実とは異なりますのでご了承下さい。
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