正妃の偽り
最終更新:2014/7/3
作品紹介
「憧れの人」に嫁ぐなんて、夢のような状況なのに、まったく喜べない可愛そうな姫の物語。 パステ・ロード大陸の東の大国トリデアルダ神国の姫君が、西の大国リアルシャルン王国に嫁いで来る。 姫君の名前はエリリーテ。まだ16歳。 彼女の夫となるのは王太子。名前はトシェン。24歳。すでに妻も子も有り・・・。 吟遊詩人の歌う「薔薇の騎士の物語」はこの世界の乙女達が胸をときめかせる憧れのバラッド。 それはリアルシャルンの王太子トシェンと王子妃ダリューシェンの悲しくも美しい恋物語だった。 エリリーテもこの恋物語に胸を焦がし、トシェンに憧れていた。 まさか、自分が、その憧れの人の元に嫁ぐことになるとは夢にも思わずに。しかも、その二人の仲を裂く悪役として、正妃として嫁ぐことになるなんて・・・。 「私に出来ることは・・・悪役になりきること!?」 大好きな憧れの二人の為に、自ら進んで悪役を買って出ることにしたエリリーテ。彼女の立てた作戦は果たして成功するのか?
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