黄昏の国 ~終焉を迎える世界の運命に抗う少年と少女の物語~
最終更新:2023/6/6
作品紹介
世界は、終末に向かっていた。 土地は痩せ、水は涸れ、人々は減り、僅かに残る水源を中心に寄り集まって生活していた。 さらに、定期的に訪れる“瘴期”には、発生する瘴気で獣たちは凶暴化し、村を襲った。瘴気は獣ばかりか人間をも犯し、狂化させる。 瘴期には、人々は結界を張った村に閉じこもり、小さな結界を張れる魔術士が剣士と組んで、村を襲う獣を駆除した。 そんな生活を続ける中、人々は活力を失っていった。 村に住む少年ロイは、大人たちの覇気のなさに嫌気が差していた。瘴期が世界の終わりを示すなら、それを打ち破ればいい。 その信念の元、ロイは成年に達する前から無理を通して、瘴期の獣の駆除に参加した。しかしある日、とんでもない失態を犯す。 打ちひしがれたロイは、それまで邪険にしていたレーヌから魔術を学び、剣士として成長してゆく。そして、瘴期を打ち払うべく準備を整え、レーヌと共に村を飛び出してゆく。 瘴期とは何か。 世界は本当に終末に向かっているのか。 ロイの手は真実に届くのか。 少年と少女の旅が、今始まる。 ∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞ 第二部完結! 第三部を毎週火曜日 18:00頃、投稿中です。 終末に向かう世界に納得できない少年と、その幼馴染の少女の冒険物語。世界はなぜ終わりを迎えようとしているのか、それは回避不可能なのか。大人たちが諦める中、少年と少女は旅に出る。 ロイとレーヌの冒険にご期待ください。
評価・レビュー
まだレビューはありません。