その恋を、俺達は語らない~再会した元カノ達が俺に求めたのは『都合のいいトモダチ』だった~
最終更新:2023/3/21
作品紹介
「「私と別れて欲しいの」」 出会い、別れ―そんなものは相手の勝手な都合に他ならない。自分がいくら繋ぎ止めようとしても相手がそれを拒絶すれば、その関係は簡単に終わりを告げてしまうのだから。 学年一の優等生『伊色 悠香(いいろ ゆうか)』、女優を志すムードメーカー『依代 翠(よりしろ すい)』。 それに対して、友人も少なくクラスで目立たないポジションに居る俺―『須藤 浩紀(すどう ひろき)』。 普通に考えれば、そんな彼女達と俺の間に接点なんてあるはずはない。しかし、世の中には不思議なことがある…伊色と依代は、中学の時に付き合っていた俺の『元カノ』だったのだ。 別れた理由も知らせることなく俺に一切関わることをやめた二人。だが、高校で再会して同じクラスになった彼女達は、俺に以前とは別の関係を求めていた。 『元カレ』ではなく、『普通のクラスメイト』として―だから、その恋を『俺達』は語らない。 ・須藤 浩紀(すどう ひろき) 中学時代に伊色、依代の二人とそれぞれ付き合っていた過去を持つ。 伊色とは一週間、依代とは伊色と別れた後に二週間だけ付き合っていた。 しかし、どちらも理由を告げられずに唐突に別れを切り出され、そのショックで高校生でブラックコーヒーを飲むようになる。 人生に悲観気味でネガティブ思考&現実主義者となり、同学年のクラスメイトから距離を置かれている。 二人と付き合っていたことを『黒歴史』と呼ぶ。 ・伊色 悠香(いいろ ゆうか) 長い黒髪の優等生で才色兼備な社長令嬢。幼い頃からの教育の為、自分にも他人にも厳しい。 須藤を「須藤くん」と呼び、中学時代に一週間付き合っていた。 ・依代 翠(よりしろ すい) 女優を目指す茶髪のポニーテール。演技の一環としてコミュニケーション能力を上げている。 須藤を「スド」と呼び、中学時代に二週間付き合っていた。 ◇最高ランキング ■カクヨム 2022.10.10 週間【ラブコメ】:71位 ※カクヨム、小説家になろう、アルファポリスにて掲載
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