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作:橘 紀里

東の果てで、夏を知る

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未評価

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最終更新:2022/8/4

作品紹介

 遠い北の国から、夏休みに一人暮らしの兄を訪ねて日本にやってきた双子の兄妹。淡い金髪に菫色の瞳の二人の眼には、普通の人には視えない「何か」が映るようで——?  気温も湿度も風習も、何もかも今まで過ごしてきたところとは違う場所で、少し不思議でちょっと怖い、そんな何かを発見する、悪戯好きな二人のひと夏のお話。 【主な登場人物】 * レオ:双子の兄。あやかしの気配を感じたり視たり払ったりできる。 * リナ:双子の妹、怪異の気配や声は聞こえるが、見えない。 * 櫂:双子の4歳年上の兄。日本で一人暮らしをしている。霊感ゼロだがいると怪異が寄ってこない。  Twitter「#文披31題」参加作でした。全31話完結済。 ※ 『倍希釈のコーヒー』( https://kakuyomu.jp/works/16816452218572368879 )と『海月堂古書店綺譚』( https://kakuyomu.jp/works/16816700426458655156 )のスピンオフでもあるので、そちらも読むとより楽しいかもしれませんが読んでいなくても大丈夫です。

双子すこし不思議文披31題

評価・レビュー

お前たちみたいな珍しくて綺麗な子供なんて、すぐに攫われてしまうよ

 大好きな兄を訪ね、夏休みを利用して遠い北国から日本にやってきた双子のひと夏の思い出の物語。  金髪と菫色の瞳をもつ美しい双子の兄妹は、普通の人には視えない「何か」が視えてしまう。いつもはそれらと目を合わせずやり過ごす彼らですが、この国で出会った魔性たちは今まで通りとはいかないようで……?  前半は双子の兄レオが救けた金魚の魔性とのお話と、ちょっと不思議な友人たちとの交流とが綴られています。  後半は双子の妹リナが見つけてしまった、優しくて素敵なイケメン幽霊鷹生との物語がメインに。死んでいるはずなのに生きているのとまるで変わらない、どこかが可怪しい鷹生を救うために彼らは動き出していきます。  レオと金魚のあやかし、リナと鷹生。それぞれが繋いでいく絆に終始にやにやしっぱなし!(私は特にレオと金魚がお気に入りです。うふふ)  お題に沿って毎話描かれているので、どこに紛れているか注目して読むのも楽しいです。戦争の残す爪痕もちらりと。8月に読むのもおすすめ。  もともと大好きな作者さんなのですが、より大好きなお気に入り作品が誕生して嬉しい!スピンオフではありますが、これだけ読んでも全く問題ないと思います。ぜひ読んでみてほしい作品です!

5.0

tomo