父に連れられて遥々海を渡った私は、異母姉に不幸をもたらした元凶だったようです
最終更新:2023/3/1
作品紹介
[悠久を生きる魔女①] “ステラ”と、優しく私の名前を呼んでくれたお母さまの声が、まだ耳に残っています。 タリスライト王国で生まれた私が、父に連れられて海の向こうのグリース王国へと渡ったのは、母の死がきっかけでした。 そこで、初めて異母姉に会い、仲良くできるのだと思っていました。 自分がどんな立場で生まれたのか知らなかったのです。 私は生まれてきてはいけなかったのだと、すぐに知る事になったのです。 ***** “あんた達親子のせいで、私のお母様は孤独に死んでいかなければならなかった。あんた達親子がいたから!あんた達親子さえいなければ!” それは、雷に打たれたかのような衝撃を私にもたらしていた。 ※差別的な発言があります ※アルファポリス、カクヨムでも公開しています
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