ママ(フェンリル)の期待は重すぎる!
最終更新:2024/5/5
作品紹介
現在、日曜、月曜の週に二回更新予定です。 (注意) 獣に育てられた少女の物語なので、汚い描写や狩りのシーンがあります。 苦手な方はご注意ください。 ―― ママ(フェンリル)に育てられた転生者である小さい娘(サリー)は兄姉に囲まれ、幸せに暮らしていた。 厳しいがなんやかんや優しいママと、強くて優しく仲良しな兄姉、獣に育てられる少女を心配して見に来てくれるエルフのお姉さんとの生活がずっと続くと思っていた。 ところがである。 ママ(フェンリル)から突然、独り立ちの試験だと、南の森を支配するように言われてしまう。 無理だと一生懸命主張するも聞いてもらえず、強制的に飛ばされてしまった。 『ママぁぁぁ! おにいちゃぁぁぁん! おねえちゃぁぁぁん!』 泣き叫ぶも返事は聞こえてこない。 魔獣が住む森とはいえ、一応、結界に守られた一軒家が用意されていた。 致し方が無く、その場所を自国(自宅?)として領土を拡張しようと動き出すのだが……。 ―― フェンリルに育てられた(家庭内)最弱の少女が始める、スローライフ、たまに冒険者生活! 転生者ですが、前世の記憶が女子中学生ぐらいで、その大半がWeb小説のものです。 なので、結構他力本願なスローライフです。笑 ―― (初期能力) ・白いモクモク 左右の手から出すことの出来る魔力の霧。 伸ばして物を取ったり、形を変形させて剣や盾、鍋やお風呂など、道具にすることも出来る。 また、温度調節も出来るので、お湯を沸かしたり、氷結させたりすることも可能。 ・植物育成魔法 種や挿し木を白いモクモクで覆い、魔力を流すと、あっという間に成長させることが出来る。 ・治癒魔法 白いモクモクで傷を覆い、癒やすことが出来る。 ・体力回復魔法 白いモクモクで対象者の体を包み、魔力を体力に変換して送り込む。 ―― (主な登場予定人物) ・サリー(小さい娘、小さい妹) 転生者の少女、赤ん坊の頃、生け贄にされていた所をママ(フェンリル)に拾われ育てられる。 前世の影響でか、かなりの甘えん坊。 頼まれると断れない所がある。 ・ママ(フェンリル) 転生者の少女を我が子のように育てる狼型の獣、知的で優しいが、時に厳しく諭す。 それは、血の繋がりが無い娘に対しても同じで、人間の娘を理由に逃れようとしても、頑として譲らない所がある。 小さい娘(サリー)の事をやれば出来る子と思っている。 ・妖精姫ちゃん サリーが住む場所に現れた、妖精の中心的存在。 あざと可愛い仕草で、サリーにあれこれお願いをしてくる。 ただ、困った時には頼りになる。 ・イメルダ サリーが助けた三姉妹の長女。 サリーの家で生活することになる。 国作りには一家言あるようで、あれこれ言い始める。
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