悪評の令息より兄友がいいです
最終更新:2022/12/19
作品紹介
夜会に参加した、伯爵令嬢ティアンは休憩室で休む兄に助けを求めた。 何度か話や、ダンスをしているうちに、この日の夜会で気がつけば悪評の侯爵令息レオンによる周到な罠で婚約者に、仕立て上げられてしまいそうになっていた。 体調不良を理由に会場を飛び出すが、侯爵令息が追いかけてくる。 休憩室に兄といた兄の友人ハロルドが、悪評の侯爵令息を一撃してくれたのだった。 翌日。彼はティアンの屋敷に来て、両親に婚約の許可をもらいに来た。 「その場凌ぎじゃ欺けない。本当にしてしまえば、きみを守る理由になる」 レオンを欺くため、ティアンはハロルドの婚約者となった。 彼はティアンの初恋の人だった。 幼少期、からかって遊ばれたせいで、あっけなく砕けちってしまった恋心は、ふたたびハロルドに向いていく。 婚約者となったいま、彼からティアンに向けられる愛しい仕草に、ティアンは困惑する。 それでも婚約するなら兄友(あなた)がいいのです。
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