転生乙女と古き神々　～前世で振った神様が今世でも関係してきそうですが、既に一生を捧げる相手は決めていますので～

リルカには、『アイシア』という名前で生きた前世の記憶がある。 とある神に神界に召し上げられそうになったのを、他の神々に協力を仰いでどうにか逃げ出して、人間としての輪廻に戻った記憶だ。 そうして生まれ変わった先では、神々への信仰が廃れ、己で魔力を扱う『魔術』が隆盛していた。 しかし、リルカは決めていた。今世ではお世話になった神々に魔力を捧げ、平穏に、真っ当に、人間として生きて死ぬと。 しかしその願いに似た決意は、同じく神を奉じる人物と出会ったことをきっかけに、揺らぐことになる。 『おまえ、おれの妻になれ』 これは人として生きて死にたい、平穏を願う少女が、平穏とはちょっと遠い日々に辿り着くまでの物語。 ◆完結しました。お付き合いありがとうございました。（22/5/15） ◇『登場人物覚え書き+α』を追加しました。（22/5/22） ◆加筆版投稿開始しました（22/10/02）→https://ncode.syosetu.com/n2833hw/