ドSと噂の伯爵令息と婚約させられたので、逃げました。なぜか国一番の魔法使いに溺愛されて、困ります。
最終更新:2023/2/10
作品紹介
男爵令嬢であるコルテ・リナローズは、生まれつき醜い声しか出せず、使用人たちから「マンドレイク令嬢」と呼ばれ蔑まれている。 早々に見切りをつけた父は、コルテを別館へ追い払い、そして都合よく忘れた。 忘れ去られて十数年、18歳になってしばらく経ったある日、コルテは父から呼び出される。 「喜べ、コルテ。ヴィラロン伯爵家から婚約の打診がきたぞ」 ヴィラロン伯爵家といえば、ドSで有名な一族である。 しかもこの婚約、父の失態を埋め合わせするためのものだった。 コルテは醜い声を理由に婚約から逃げようとするものの、声を封じるために魔法使いを呼ばれてしまう。 やって来たのは、国一番の魔法使いで「偉大なる魔法使い」と呼ばれるジロンド・フェラン。 なんと彼は、前世マンドレイクだったコルテを媚薬の材料にした因縁のある魔法使いだった──。
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