【完結】小公爵様、死亡フラグが立っています。〜いわゆるモブですが、小説のストーリーを改変してもいいですか?〜
最終更新:2023/2/11
作品紹介
ロベリア・アヴリーヌは前世で日本人だった。恋愛小説『瑠璃色の妃』の世界に転生し、物語には登場しない公爵令嬢として二度目の人生を生きていた。 ロベリアには、小説のエピソードの中で気がかりな点があった。それは、主人公ナターシャの幼馴染で、尚且つ彼女に密かな恋心を寄せる当て馬ポジションのユーリ・ローズブレイドについて。彼は、物語の途中でナターシャの双子の妹に刺殺されるという数奇な運命を迎える。その未来を知るのは──ロベリアただひとり。 お人好しの彼女は、虐げられ主人公も、殺害される不遇な当て馬も、ざまぁされる悪役も全員救うため、一念発起する。 「ユーリ様。虐げられているナターシャを私が庇護する代わりとして、あなたには──愛の告白をしていただきますわ!」 「…………は?」 かくして、転生令嬢は斜め上なストーリー改変をはじめた。
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