迷宮を出る、人の街で暮らす
最終更新:2023/3/8
作品紹介
迷宮の管理者になるはずだった魔物――イルは、不運なタイミングで生まれてしまったばかりに死にかけの迷宮に閉じ込められ、長い年月を過ごす。ようやく地上に出てみれば、迷宮攻略など遠い昔。鉄道は走り電気も普及しつつある。そんな平和な世界だった。 それが15年前のこと。辺境の村で人間社会を学んだ彼は、今日晴れて人権を得て都会を目指す。 服を買い、住むところを探し、職を得て、生活を謳歌しようとする121歳――但し人間社会15年目の――顔は良いが頭の中はちょっと残念な所もある魔物の、生暖かい生活記。 ※ 二章更新はまったり不定期。カクヨムとなろうで掲載。 ※ 人外好きの方のブラバ判定の為に手っ取り早く見た目表記 / 主人公は人型で、灰肌銀髪長耳、首から上は人間風の造形、首から下は黒く薄い甲殻に所々覆われ、ツノと蹄があって背中に蛇腹剣のような形の触手っぽいものが生えている魔物です。 ※ 動植物の名称・曜日・月・単位系などにおいて地球上のものを使い、天ぷら等を普通に食べます。転生転移の伏線ではありません。単に設定がゆるいだけです。
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