すべてが敵になろうとも
最終更新:2023/4/3
作品紹介
『彼は命を賭けて絶対的不利な決闘に挑む――全ては剣を捧げた女性の為に、全ては愛する女性を救う為に……』 愛する王太子ミカエルから数々の裏切りにあったライザは嫉妬に狂い理性を失くしてしまった。刃物を持ち浮気相手のリーンを害そうとしてしまったのだ。この事件で全ての者はリーンに味方し、ライザは完全に孤立してしまう。しかもミカエルは自らの浮気さえ正当化し、ライザをより貶める為に神前決闘を申し込んだ。 ミカエルと配下の五人を相手にライザには万に一つも勝ち目はない。「貴様も代理人を立てればよかろう」もっとも誰もライザに味方しないだろうとミカエルは言い放つ。 その時――「俺が代理人になろう」英雄マリウスが名乗りを上げた。 王太子への愛ゆえに人生を狂わせた憐れな令嬢ライザ。 彼女を愛するが故に絶望的な決闘に挑む英雄マリウス。 ――二人の進退と愛を賭けた戦いの幕が切って落とされた!
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