ダンジョン攻略数ゼロと馬鹿にされている冒険者の正体は【身体強化】を極めた世界最強 ~不本意ながら裏ダンジョンばかり攻略していた僕は最強アライアンスの真のマスターになっていたらしい~
最終更新:2023/5/3
作品紹介
「褒美だ。これをあげよう」 美女たちに恰好をつけて金銀財宝を渡す男がいた ● 「なんでだよぉ・・・」 寝起きと同時に頭を抱えるのは迷宮都市プレイドの領主の弟、ノル=プレイド。最弱の冒険者として名を馳せる≪孤狼≫(ころう)の真の姿だ。 迷宮都市プレイドには様々なダンジョンが日夜出現する。ノルこと≪孤狼≫がダンジョンに入ったのは三年前。それから99回攻略に乗り出しているのだが、攻略回数はゼロ。それによって、≪一匹ワンチャン≫と周囲から馬鹿にされてしまう。 しかし、実際の≪孤狼≫は身体強化を極めており、世界最強クラスに強かった。それなのに、なぜダンジョンを攻略できないかというと、≪孤狼≫が攻略回数にカウントされない裏ダンジョンに毎回入り込んでしまうからだった。当然、ノルが裏ダンジョンを攻略していることなど、他の冒険者たちは知らない。 しかし、難易度が桁違いに高い裏ダンジョンを攻略してしまう≪孤狼≫に心酔している集団があった。それは迷宮都市最強のアライアンス≪凍える太陽≫(アイスフレア)。彼女たちは世界の平和には裏ダンジョンの攻略が必要だと知っていた。だから、彼女たちは≪孤狼≫のことを真のマスターとして崇め奉っている。 そして、≪凍える太陽≫は≪孤狼≫の正体が領主の弟のノルだということを知っているため、ノルのためにダンジョンだけではなく、様々な形でプレイド領の発展に尽力する。 対して、≪凍える太陽≫の思惑など露ほども知らない≪孤狼≫は毎回自分の攻略対象であるダンジョンの正規ルートをクリアしてしまう彼女たちに対して、対抗心を燃やしていた。 ☆簡単なあらすじ ダンジョンを攻略してダンジョンマスターになりたいのに、毎回裏ダンジョンに入ってしまうノルと毎回裏ダンジョンを攻略して世界を救っているノルに心酔している≪凍える太陽≫のすれ違いストーリー
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