結婚するしかないんじゃないの?
最終更新:2023/7/27
作品紹介
農作に長けたブリッジ家に生まれた、フォトア・ブリッジという女性がいた。 フォトアは、国の中でも有力貴族の幼馴染、エインセ・エーデンブルグと婚約していた。 しかし、エインセはフォトアに別れを告げる。 エインセは、エーデンブルグ家と同じく、国の有力貴族の、エリス・エーデンブルグと婚約すると言うのであった。 フォトアは無惨にも捨てられ、エインセはフォトアのことなど、気にも止めない。 フォトアは、悲しみに暮れて過ごすことになる。 しかし、とある日、彼女が市場に出向いた時に、ある男と出会う。 彼女はその男と、偶然多くの話をして、少しその男に心を開いた。 男の方はというと、慎ましげなフォトアに好感を持ったのだった。 その男が、国一番の貴族と呼ばれる、ツヴァイ・ローレンであると、フォトアは知らなかった。 二人は惹かれるように恋に落ちる。二人の恋は止まらず、運命の導きか、二人はお互いの存在に手を伸ばし、結ばれる。 一方、エインセの新たな婚約者、エリス・クラーレは、悪意の塊だった。 しかし、エリスは挫折を知り、人生を歩き直すことになる。 人への感謝、ボランティア、そういった行動が、悪役だったエリスを変えていく。 エリス・クラーレは、最後には優しさを手に入れる。 「ありがとう」「ごめんなさい」「おめでとう」。 そんな、当たり前の事が言えるようになる。 「ざまぁ」ではなく、「改心」へと向かう、善意の主人公、フォトア・ブリッジと、悪意の主人公、エリス・クラーレの物語。
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