転生拒否 〜過酷な現世より、まだマシな地獄を選ぶよね？〜

これは最愛の人達との決別の物語 『罪』には『罰』を… 『死』には『別れ』を… 死とは突然訪れるが必然の出来事だ。 死すれば生前の行いに応じて『転生』か『天国行き』『地獄行き』が決められる。 では『初めから存在を無かった事』にして死んだ者はどうなるのか？ 賢者ニルヴァは世界を救う為に、自らの存在を無かった事にして死んでしまう。 『存在』していたのに初めから『非存在』という結果が生まれてしまう。 死んで最初に下された判決は『地獄行き』 だが地獄で罪を償えば転生出来る。 のだが、ニルヴァはボロボロになるまで働かされたせいで、二度と転生はしたく無かった。 地獄に堕ちた彼女は様々な勘違いや思惑により、苦難の日々を送る事になる。 地獄で罪を償いながらも賢者ニルヴァは自らの『存在』や『生きた意味』を探し求める。