最弱のアラフォー、ゴブリン25万体討伐達成!!やっっっっと覚醒したスキルは、どうやら最強!? ……かもしれない。
最終更新:2023/12/12
作品紹介
こことは本当に少しだけ違うけどかなり未来の世界。 環境汚染、大規模な地殻変動、隕石の衝突により人類は急激に数を減らしていった。中でも人類衰退の原因となったのは、魔物という新しい種族の誕生である。 奴らには科学という概念が通じず、人類の兵器などゴミ屑となった。文明など衰退の道しかなく、崩れかけた最先端の建物には魔物が巣食い、崩壊した世界の中に魔物の生と死だけが存在した。 住む所さえ追いやられた窮地の人類は、手作りで簡素な家を作り、魔物が嫌う臭いで囲った壁の中で、コロニーと呼ばれる所で日々恐怖に怯えて暮らしていた。そんな絶滅間際の人類は、ある時から[スキル]という力を獲得し始める。 夢物語であった魔法さえ使えるようになる者も現れ始めた。人々はそのスキルを駆使して魔物と激しく戦い、そして散っていった。 更にスキルは魔物を倒せるだけでなく、生活するためのものまで存在し始める。人々はスキルの恩恵により、中世期程の文明レベルにまでなんとか進歩し、絶滅の危機は乗り越えたのだった。そして、魔物と戦う人々を尊敬の念を込めて、いつしか[ハンター]と呼ぶようになった。 「ハンターになってお金持ちになる!」 俺は枢木タロウ14歳。やっとハンターになれる年齢だ。この世界の歴史も充分勉強したから、事前講義は寝てても問題ない。講義も終わったから早速ハンター申請だ! ‥‥え? ステータスが最弱でハンター不適合? でも超珍しいって言われるユニークスキルだって読めないけど獲得したよ!? ‥‥違うって? これ呪いなの!? でもハンターの道を諦めてたまるか! 何年経ったって強くなってやる! ‥‥そして数年後。俺は変わらず最弱のままだった。でも諦められない。だってユニークスキルは解読不能な文字だが、ゴブリンを倒すと数字だけは減っていくんだ。きっと何かあるに違いない。ないと困る。 これは最弱な俺が、25年かけてユニークスキル[殺⁇⁇。鬼=%250,000]を覚醒させ、最強の種族へと転身して最強に至るお話。
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