美形だけど無表情な人形剣士に「私の鞘になって下さい」と言われたけど、そんなのお断りです!
最終更新:2024/1/7
作品紹介
ハイルング子爵家長女のシャイデは焦っていた。 妹のモイスヒェンがお金持ちとの婚約を決めてきて、「お姉様はまだご婚約なさいませんの?」と煽って来たからだ。 何としても妹の鼻を明かしてやろうと思っていた矢先、王宮で未婚の娘を集めた晩餐会が開かれた。 若き王シルト・ケーニヒが即位したばかりであり、王妃の座が空位であった事から、シャイデは好機と王宮に向かった。 しかしその会は美形で無表情のため、人形剣士と呼ばれる国王直属剣士シュヴェアート・レーレの婚約者探しの為のものであった。 令嬢達が色めき立つ中、シュヴェアートではモイスヒェンの鼻を明かさないと輪に加わらないシャイデ。 しかしそこにシュヴェアートがやって来てこう言った。 「私の鞘になって下さい」 その場では戸惑うも、国王シルトに近付く為に了承するシャイデ。 人形剣士と腹黒令嬢の奇妙な関係の行方は……?
評価・レビュー
まだレビューはありません。