家出少女を拾った。説得して、家に帰した。
最終更新:2020/3/28
作品紹介
ある日、里見錬児は、公園で家出少女に出会った。 水鳥薫と名乗るその少女は、家には帰れない事情があると錬児に語る。 「なんなら、僕もついててあげるから」 しかし錬児は、そう言って薫を諭し、彼女を家へと送り届けたのであった。 そして親子の仲直りを見届け、一件落着と思いきや――なんと薫は後日、錬児のもとへと押しかけてきたのである。それも、その手に感謝状と婚姻届けを携えて……。 「錬児さん、錬児さん、今日こそはわたしをお嫁さんにしてください!」 そんなことを言いながら、連日通い詰めてくる薫。ぐいぐいとアプローチしてくる薫に辟易とする錬児。 これは、家出少女相手にごく良識的な態度を取っただけの男と、そんな彼を好きになった美少女が、押しかけては断られ、告白してはあしらわれ、それでも何とかして口説き落とそうと一途に一生懸命に頑張る物語。
評価・レビュー
まだレビューはありません。