公爵令息も怖い。でも、わたくしはスタンシード公爵家に嫁いで幸せになりますわ。
最終更新:2021/6/13
作品紹介
シーリア・レドモンド公爵令嬢はオルド第二王子の婚約者だったが、婚約破棄を言われた。 是非とも受け入れたい。あんな誰にでも優しい第二王子とは結婚したくない。 だが父であるレドモンド公爵に政略だからと反対される。 そんな中、政敵の息子であるベルトレッド・スタンシード公爵令息に声をかけられる。 「王家の影、知っているだろう。我が公爵家がその支配の責任者だという事も。 本当にレドモンド公爵家が邪魔ならば、君の父上は生きていないだろう。 利用価値があるから生かしている。そして、君も… オルドにくれてやるのはもったいない。そう思っていた。 私の物になれ。シーリア。断ったその時は、どうなるか…。君の兄上は命があっただけでも儲けものだったな。フフフフフ。」 公爵令嬢を怒らせたら怖い。スタンシード公爵家を甘く見たらいけませんですわのサイドストーリーです。
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