ボクは今日、中二病を卒業する
最終更新:2017/9/3
作品紹介
中学生の【ボク】は眼帯と包帯を着用したいつものスタイルでくつろいでいた。 そこへ生意気な【妹】がやってきて、いつものように【ボク】のことを中二病だなんだのと悪口を叩く。 しかし、その日はいつもと違うことが一つあった。 それは、十五歳で中二病を卒業することを決めていた【ボク】の十五回目の誕生日であるということだ。 そして卒業にあたり一切の悔いを残さないよう、十五歳になる寸前にある儀式を執り行うことにした【ボク】は、【妹】が外出している隙に自室で魔法陣を描き、声高らかに呪文詠唱を行うのだった。 ――これは【ボク】が幻想と決別し、中二病卒業を目指そうとしたとある一日の物語である。
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