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作:こむらさき

幸せの青い鳥

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最終更新:2019/12/26

作品紹介

 山下佳織はセキセイインコを飼っている営業事務のアルバイト。  上司の送別会で一人でもくもくとサラダを食べていたら、普段は話さないイケメン推し社員が急に話しかけてきて…  インコの羽から始まる恋愛小説

恋愛短編ペット第一回こむら川小説大賞セキセイインコ女性一人称視点

評価・レビュー

甘さともどかしさのフルコース

ふとしたきっかけで職場のハイスペック顔良男性と仲良くなるアラサー女性の恋と日常のお話。 仲良くなっていくその過程というか、ほぼ接点ゼロの状態から思いが結実するところまで一式、いやなんならおまけにその後のいちゃラブな一幕もつけちゃう的な、そんな甘味のフルコースみたいな作品でした。好き。 リソース配分の思い切りよさ、きっちり的を絞ったお話づくりの姿勢が好きです。 登場人物は最小限に、舞台背景もできるだけ簡素に。その分ふんだんに描写されるのは、やはり時谷さんの魅力とあと主人公の内心。揺れ動く心や距離感の変化。やっぱり恋愛ものはこうでないと的な部分にきっちり注力してくれる、このエンタメ性というかサービス精神が嬉しいです。 その上で、というか、だからこそ、というのか、『鳥』の存在が目を引きます。 唯一はっきりと組み込まれた題材。出会いのきっかけであり、『幸せ』を象徴するものであり、またふたりの存在そのものを代弁するものであったり。場面によって様々な役割を担いながら、物語の全体に通底するモチーフ。この『鳥』のおかげで話にビシッと筋が通るというか、物語そのものの『顔』のように作用しているところが魅力的でした。

5.0

和田島イサキ