フェンリルに転生したけど、冒険しないで救助犬やってます!
最終更新:2022/3/10
作品紹介
闘病虚しく病で人としての人生を終えた私が次に転生したのは、古の神の使いとして語られている『聖霊狼(フェンリル)』の子供でした。白い毛並みの母とは違い真っ黒な毛並みに生まれてしまった私だったけどフェンリルの母は変わらずに愛情を注いでくれた。 生まれた時から前世の記憶保持者だったので人語も理解でき、メキメキと母から生きる為の知恵を授かる。元人間の為、人の事もある程度理解があったが、きっつく母親から『人間だけには近づいてはなりません!』と厳しく言われていた。 そんなこんなで五百年経ち、すっかり独り立ちできる歳になった私は親元から巣立ち、離れた山の洞窟に住み処を作ってそこで暮らすことにし、何十年か経つとすっかり私は山岳一帯の主として君臨していた。 でも、私はこの誰とも関わらない生活になんとも言えぬ寂しさを感じてじ、生前、もし無事退院したら『人の役に立つ事をしたい』と思っていた私は思いっきりって山で困っている者をこっそりと助けることを決意する。そんな時、魔物に襲われている一人の男騎士と出会って運命が大きく動き出す…!?努力と知恵で今度こそ人生生き抜いてみせる!
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