初恋の幼馴染に「彼女がいる」って嘘をついたら、「二番でもいいから!」と号泣された。今さら「嘘でした」だなんて言えない。
最終更新:2021/9/20
作品紹介
「じ、実は俺、付き合ってる女の子がいるんだよね」 俺こと“木曽匠(きそたくむ)”が見栄を張って放った一言を、一歳年上の幼馴染で美人でスタイルよくて生徒会副会長で弓道部の部長という完全無欠の美少女、“中原巴(なかはらともえ)”に偶然聞かれてしまった。 すると巴姉は俺に彼女(バーチャル)がいることに反対らしく、難癖をつけてきた。 それも、姉気取りで。 だから俺は、そんな巴姉を突き放すようにしたら、次の日から巴姉の様子がおかしくなってしまった。 いつもなら朝練に行くはずなのに、サボってわざわざ家の前で待ってるし、昼休みには手作り弁当を持って誘いに来るし、果ては同じく幼馴染の“今井護(いまいまもる)”の誘いに乗って一緒にカラオケ行く羽目になるし……。 でも、俺は分かっている。 単に『姉』が、『弟』離れできていないだけだと。 これは初恋の人にさんざん弟扱いされてひねくれてしまった主人公と、弟?への想いが強すぎる幼馴染の、すれ違いからこじれにこじれたラブコメ?
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