モモの願い〜黄昏に猫は優しい魔法を使う〜
最終更新:2021/9/18
作品紹介
コンビニで聡(さとし)に拾われた白黒ブチの雄猫モモ。 モモは三日月町の猫集会に参加して、白い老猫ユキや三毛猫のハナビたちと交流を深める。 猫たちには少しだけ魔力がある。それぞれの力はわずかだけれど、協力して小さな魔法を使うことができた。夕暮れ時の猫集会で、猫たちはお互いに一つずつ、魔法で願いを叶えることにしていた。 聡の猫として幸福に生きるモモには叶えたい願いがなかった。 けれど、大人になり、高校生だった聡が社会人になった時、モモはある願いを胸に抱くようになる。 大切に飼われる猫たちは、人間の知らないところで優しい魔法を使っています。 猫に愛された人間と、人間に愛された猫の、魔法にまつわるお話です。 一話完結。8000字程度の短編です。 どうぞよろしくお願いいたします。 ※「エブリスタ」様にも同じお話を置いてあります。
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