創世の龍が愛した神父と導かれし者の物語
最終更新:2018/1/1
作品紹介
レギオン神父は、ミュルツ王国の北端にある田舎町セダンの修道院で、身寄りのない子供たちの面倒を見ていた。 少し前に冒険者となったリオンもその一人だが、リオンは他の子供とは違った。彼には知らされていないが、レギオンがかつて成し遂げた火竜討伐の時の、大切な仲間の忘れ形見だった。 冒険者となったリオンは、幼なじみのサーシャが働く店で夕食を取ろうとしていると、隣の席に座っていた美しいエルフの女性と偶然知り合うことになる。女性はクリシュナと言い、レギオンとは火竜討伐の頃からの知己だった。 リオンは、その後、サーシャの護衛をクリシュナと共に行い、近隣の町ローテンベルグで親友となった衛兵ヴォルト達と腕を磨き、クルス教皇国にあるクルス学院へと通うことになる。 学院では、サーシャやクリシュナ、クルス教皇国の元皇姫アリアンやルグレシアス公国の王子エドアルドたちと充実した日々を過ごしていた。 同じ頃、ルグレシアス公国では火竜を使った謀略が動き出し、レギオンがその力を見込まれて、阻止へと駆り出されてしまう。 レギオンを助けるために、リオン、ヴォルト、クリシュナ、アリアンたちはそれぞれ力を尽くし、ルグレシアス公国へ乗り込む。 しかし彼らの知らない間に、レギオンは復活した火竜に倒されてしまっていた。
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