盲目の元皇女は闇の中に光を見出し、どん底の中でしあわせをつかむ
最終更新:2021/11/28
作品紹介
※ご訪問いただき誠にありがとうございます。全六話です。 暗め設定ですが、ハッピーエンド確約です。サクッとお読みいただければ幸いです。 ユキーナ・バルテンは、フレンツェル帝国の唯一の皇女でありながら、子どものころの事故で盲目になり、皇族から除名された上で、支度金とともにベンヤミン・ガルバー公爵に売られる形で嫁がされる。が、そこでも彼女は不要な者として遠ざけられる。 すべてを諦観している彼女は、ガルバー公爵家所有の別荘で残る人生をすごしている。 その間に、フレンツェル帝国は大国オルフ公国に滅ぼされてしまう。 皇族や貴族たちが次々に処刑され、オルフ軍は逃げ隠れしている王族に連なる者や貴族など上流階級の人間の探索を開始する。 一方、ある日、彼女は二人の商人を助ける。オルフ軍に追われ、一人がケガをしてしまったのである。 その商人の一人が、じつは子どものころに人質としてフレンツェル帝国にやってきて、彼女とすごしたことのあるクスター王国の王族の一人エルマーノ・クラッセンであった。 彼女はエルマーノとの交流を心から楽しみ、しあわせなひとときをすごす。 だが、それもすぐに終わりを迎える。 別荘に、オルフ軍の小隊がやってきたのである。 どうやら、彼らはエルマーノたちのことを嗅ぎつけたらしい。 オルフ軍が別荘にやってきたとき、彼女はある決意をする……。
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