フリーターからweb小説でデビューして作家になったけど打ち切られてニートになった底辺の私が、石油女王のお姉さんに見初められて勝ち組になるまで
最終更新:2019/11/26
作品紹介
新入社員として入った会社を半年で辞め、フリーターになった私は、web小説の書籍化で小説家としてデビューし、人生大逆転――するはずだった。 しかし編集さんから告げられたのは、一巻打ち切りの無情な宣告。 デビューと同時にバイトも辞めたため、今の私はニートまっしぐら。 人生行き止まり、お先真っ暗な状況の中、昔のことを思い出して落ち込む私だけど、再びかかってきた編集さんからの電話で自体は急展開。 『石油会社の社長が、十万部買ってくれるそうです!』 十万部の増刷で続刊も決定、コミカライズまで決まった私の人生は、一瞬にしてバラ色となる。 そんな中、都内で行われたとあるイベントに参加した私の前に、大量のボディーガードを引き連れ、ド派手なドレスを着た女性が現れた。 そう、彼女こそ私の本を十万部買ってくれた張本人、ハンドルネーム『石油女王』さんだったのだ! 彼女は私の前にやってくると、両手で手を掴み、「作品だけじゃなく作者もこんなに美しいだなんて、尊すぎてしんどい……」と限界オタクのような言葉を発しながら崩れ落ちるのだった。
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