終末へのココロギフト~世界、どうやら滅んじゃったみたいです~
最終更新:2017/7/7
作品紹介
「突然ですが、この世界は滅んでしまいました。人類は私達以外、助からなかったの」 少女は告げる。 世界からは、色が消えていた。 全てが、終わっていた。 天才過ぎるが故に周りから疎まれていた少年――高山光司。彼はもう全てを諦め、空虚な思いで毎日を過ごしていた。 しかしある時、目を覚ますと人が消えていて、世界は灰色になっていた。 戸惑う彼の前に現れたのは一人の少女、ココロ。 彼女は、この世界が滅んだ事――そしてこの世界を救う方法を少年に教える。 だがその「救済」とは、とても意外過ぎる方法で……? 空虚な少年は戸惑いつつも、それでもこの世界を救う事を決意する。 彼は、少女と共に失った何かを求めてその「世界の終わり」に挑むのだった。 願う。どうかこの「終わり」は、永遠のものであって欲しい。 祈る。どうかこの「終わり」は、尊いものであって欲しい。 これは、世界に取り残された少年、少女達のそれぞれの思いが絡み合う、「終わり」を巡る旅の物語。 ――いつか終末を知った時、あなたはその最期に何を望みますか?
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