コウモリ野郎とコミュ障の友達契約
最終更新:2017/6/20
作品紹介
――人間は社会的な動物である。言い換えるなら、群れなければ生きてはいられない。ゆえに彼はコウモリの生き様に憧れた。卑怯なコウモリは獣の群れからも鳥の群れからも放逐された。けれど、自分は上手くやる。どんな群れでも笑っている。それがコウモリの生き様だ――そんな主義を持つ高校二年生・式守(しきもり)綸太郎(りんたろう)はある日、自分とは正反対の生き方をする少女・円井(つぶらい)真名(まな)と出会う。群れる少年と群れない少女のふたりは、教師からの命令により、真名に友達ができるまでの間、《友達契約》を結ぶこととなった。そこに現れた友達候補の後輩の少女・二見(ふたみ)楓(かえで)もまた友人がおらず……。 ――これは、彼らの《友達契約》が、決裂するまでの物語。
評価・レビュー
まだレビューはありません。