疫病神は幸せを呼びたい~不幸を招く疫病神だと捨てられた私だけど、なぜか聖獣の娘に拾われてめちゃくちゃ甘やかされてます~
最終更新:2021/6/9
作品紹介
「もう面倒を見きれん、悪く思うな」 十歳の誕生日、転生者のシルフィが創造神から賜ったのは、あらゆる不幸と病魔を呼び込むという【疫病神】スキルだった。 あらゆる不幸の元凶だと後ろ指を指され、父親の手で雪の降りしきる森の中に捨てられてしまったシルフィ。 そんな彼女が出会ったのは、幸運と豊穣を司るとされる聖なる獣、モルガナイトウルフの血を引く獣人の少女、コマリだった。 「あはは、シルフィと一緒にいるといつも楽しいね!」 「えええ!?」 あらゆる不幸を笑顔ではね除ける天真爛漫なコマリの姿に、戸惑いながらも幸せを噛み締めるシルフィ。 やがて、コマリのために頑張りたいと願うようになったシルフィは、【疫病神】スキルに秘められた可能性に気付く。 「病魔を呼び込むスキルなら、他人の病気を吸い上げたり出来ないかな……?」 不幸を招く疫病神が、心優しい獣人達に囲まれて成長し、やがて幸運の女神と呼ばれるようになるお話。
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