七色棺
最終更新:2020/12/30
作品紹介
彼女は、自分にとって、全てだった。 生きる意味 生きる価値 存在理由 全てが、彼女ありきだった。 幼くみすぼらしく、汚い自分を拾ってくれて 拙いながらも育ててくれて ……料理は酷かったけれど、彼女は自分を、俺を、愛してくれた 俺にとっての世界の中心は、彼女だった でも、彼女は――― 俺は、何が何でも彼女を守ろう 何が何でも、彼女を救おう かつて、俺が救われたように 俺から彼女を奪うのであれば、誰であろうと赦さない 仲間だろうと、一般人だろうと、王だろうと、神だろうと 絶対に、赦さない 愛している、愛している 俺の、俺だけの魔女
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