僕を食べてください、と彼は言った。
最終更新:2017/11/12
作品紹介
「――ぼくをたべてください」 千年前に封印された悪龍こと≪私≫は、そんな幼子の言葉と共に長い眠りから目覚めた。 「お前が大人になり、食うに足るほど肥えたなら食らってやらないこともない」と、煙に巻いた≪私≫だが、何故だか幼子に懐かれてしまう。 瞬く間に少年、青年と成長して行った幼子は、かつて≪私≫が愛した男によく似た言葉でこう続けた。 「――僕の永遠の伴侶になってください」 千年前に封じられた悪龍と、孤独な人間が恋に落ちた。 全五話程度 カクヨムにも投稿しています
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