陽炎のような、恋をした
最終更新:2016/8/27
作品紹介
初めて彼を見かけたのは、真昼の交差点。 事故にあったのか、血塗れで、虚ろな目をしたバリバリの地縛霊だった。 下手に同情して、厄介なことにはなりたくないと、気づかないふりをして、足早に通り過ぎた。 でも、彼がそこにいる理由を理解した時。 私は、彼に恋をした。 どうしたって報われることはない、悲しい恋を。 …………………………………………………… とても短いお話です。 急に思いついて、どうしても書きたくなって。 報われない恋をする女の子の切なさが書けるといいんですが。 カテゴリー迷いましたが、強いて言うなら、悲恋かな、と。 タイトルが自分でピンときていなかったので変えております。
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