私の意地悪な従者さん
最終更新:2015/5/10
作品紹介
「おかしい。これは、おかしい」 こってこてで、あっまあまな、切ないラブストーリー。主人公は有名実業家を父に持つ心優しくて可愛いお嬢様と、その従者である気弱だけれども優しい青年の、紆余曲折を経て一緒になるまでの“物語”。キスで締めくくられる甘いラストを読んで、私はキッパリ駄目出しする。 「まずね、こんなできた従者なんていないのよ。前提から間違っているのよ」 そもそも私の従者は、絶対に私のことが嫌いだ。嫌いじゃなかったら頭を机に打つけさせたりしないでしょうよ! その上、嬉しそうに笑いやがる! ──残念ながら(嫌味)、甘いストーリーと完璧な登場人物とは程遠いのだ。
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