それは黒くて重かった
最終更新:2013/8/22
作品紹介
王都から遥か北の村に、父親を亡くして母親と二人で暮らす少年が居た。父親の造ってくれた形見の鎧と、それを扱う鍛冶の技を幼い頃から仕込まれてきた少年は、それらを使いながら、父親の遺した言葉通りに己を鍛える毎日を過ごしていた。その傍らには、艶やかな毛皮の獣、黒炎が常に側に居て、共に楽しい生活を送っていた。ある日、少年と黒炎は、自宅への帰路で50代位の大怪我をした男を助ける。それは、少年の旅立ちから王都、学院、そしてその先へと続く運命の輪が回り始めるきっかけとなった。
評価・レビュー
まだレビューはありません。